P&Gはこのほど、全国の25歳~59歳までの既婚男女1,236名(男性412名、女性824名)を対象に2月に実施した、家庭内の「家事」に関する調査結果を発表した。
家事に対する考え方に男女間のギャップ
妻と夫の家事に対する考え方について、家庭内の家事(掃除・洗濯・食器洗い・料理)にかける「時間の短縮」と「仕上がりの満足度」のどちらをより重視しているのか尋ねたところ、妻は「時間の短縮(51.0%)」、「仕上がりの満足度(48.0%)」とほぼ同じ割合となった。
対して夫は、多い順に「仕上がりの満足度(48.0%)」、「時間の短縮(31.0%)」、「これらの家事は行っていない(21.0%)」という結果に。妻は「時間の短縮」と「仕上がりの満足度」のどちらも同じくらい重視するのに対し、夫は「仕上がりの満足度」をより重視していることがわかった。
また、夫の家事への参加について妻の意見を聞いた結果、「不満がある」と「家事は夫婦喧嘩の要因になる」と思っている妻がそれぞれ4割いることが明らかとなった。一方夫は、「(自分は)効率的に家事ができていると思う(86.0%)」と自分自身の家事について高く評価していることから、家事に対する考えに夫婦間のズレが生じていることが浮き彫りとなった。
調査では「夫の高い自己評価に比して、妻が求める高いレベルの"効率性"と"仕上がり"の乖離が夫の積極的な家事参加の1つの障壁になっている可能性が示唆された」としている。