世界の国際結婚カップルさんを取材する本企画。今回は結婚21年のベテランカップルが登場。鈴木さん(日本人、自営業、49歳)とライリさん(マレーシア人、ITコンサルタント、47歳)は日本の大学で知り合い、結婚。現在は、ライリさんの故郷マレーシアで、3人の息子さんとにぎやかな結婚生活を送っています。

夫の鈴木さん(日本人、自営業、49歳)と妻のライリさん(マレーシア人、ITコンサルタント、47歳)

■ふたりのなれそめと、結婚して何年目なのか教えてください。

結婚して21年になります。妻のライリとは山梨大学で会いました。彼女はマレーシア政府のルックイースト政策で日本に留学。当時は、同じ学部でお互い面識はありましたが、話したことはありませんでした。卒業最後の学園祭で話をしたのがキッカケで友達になりました。

それから自然の流れでお互いの理解が深まり、交際に発展しました。友人関係からの発展だったため、宗教観などの違いは、特別に意識はしていませんでした。

■プロポーズの言葉は?

2人の秘密。2006年に大学で、と言うところまで明かします(笑)。ふふふ。

■日本の結婚と比べ、特別で驚くようなことや、独特な風習はありますか?

驚いたのは、マレーシアの結婚式がオープンスタイルで行われたこと。とくにライリの田舎は、パハン州のテメルローというところで、近所の人が大勢来ました。こちらの結婚式は、基本的に誰でもウエルカムで、何時に来ても、何時に帰っても自由なんですよ。

マレーシアでの結婚式の様子

マレーシアの結婚式はオープンスタイル

マレーシアでは日本の両親を招いてマレー式の結婚式、日本では親戚へのお披露目会をしました。

日本では親戚へのお披露目会を開催

■世帯年収や夫婦の内訳など教えてください。

どれくらいでしょう??(笑) ははは。

■家計はどちらが管理していますか?

あまり細かく考えていませんが、ライリが管理していることが多いです。

■どんな家に住んでいますか?

リンクハウスに住んでいます。リンクハウスとは、敷地内に複数の家が隣り合わせに建っている住居。マレーシアでは一般的なスタイルです。間取りは5ベッドルーム。購入した家をリフォームして住んでいます。周辺の治安が良く、住環境も良いので気に入っています。

住居は「リンクハウス」

■家事はどのように分担していますか?

細かい家事は住みこみのお手伝いさんにお願いしています。妻がときどき夕食を作ったり、お菓子を作ったりします。

■ちなみに、昨日の晩ご飯は?

昨日の夜はちょうど主人の誕生日だったので、イタリアンレストランでお祝いをしました。お祝いの時は、必ず家族で外食をします。また、普段の晩ご飯のときは、妻の手作りのスイーツを食べることが多いですね。得意料理はパウンドケーキです。

得意料理のパウンドケーキ

■お互いの好きなところは?

妻: そうですね。好き嫌いがなく何でも食べてくれるところ。私の好きなことを尊重してくれているところ。あと、やっぱり見た目がタイプですね(笑)

夫: 何でも一生懸命に打ち込む姿が好きですね。それからあまり年を取らないところかな(笑)

■逆に嫌いなところは?

妻: 若いころは怒りん坊でしたけど……。今はだいぶ年をとって丸くなりました(笑)

夫: 特にないですね。嫌いなところを考えてもしょうがないですから(笑)

■結婚生活が長続きする三カ条を教えてください。

  1. 細かい事を気にしないこと
  2. 一緒に子供との時間を楽しむこと
  3. お互いを尊敬し、話し合って理解し合うこと、これが一番大切かもしれませんね

■将来の家族の夢は

夫: 3人の子供たちが、自分の好きなステージで、雑草のようにたくましく、競争をしていってほしいです。

妻: 家族が自分の好きなことをしながら、それぞれ楽しく過ごしていきたいです。