公開初日を迎えたアニメーション映画『映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』の舞台あいさつが11日、東京・新宿バルト9で行われた。
舞台あいさつには、キュアプリンセス役の潘めぐみ、キュアハニー役の北川里菜、リボン役の松井菜桜子、ぐらさん役の小堀幸、ブルー役の山本匠馬が登壇。さらにキュアラブリーなど4体の着ぐるみも登場してステージを盛り上げた。声優陣のあいさつでは、潘がキュアプリンセスの「天空に舞う蒼き風! キュアプリンセス」、北川がキュアハニーの「大地に実る命の光、キュアハニー!」と、それぞれが演じるキャラクターの変身名乗りを交え、会場に詰めかけたファンたちも大歓声。『ハピネスチャージプリキュア』での単独映画は本作が初となるが、潘は「春は、先輩たちに支えられていましたが、この9カ月間、一緒に収録してきた皆と初日を迎えられ、うれしい気持ちでいっぱいです」と感慨深げだった。
劇場版の演技には特別な緊張感があったという松井は「掛け声一つとってもスクリーンの前にいるファンへ向けて、通常よりもスケールの大きなものになります」と話すと、潘も賛同しながら「台詞の一つ一つが誰を想っているかで表現が変わってきます。今回は普段とは違う私たちの一面をお見せできると思います」と手応えを感じているようだった。映画初参加となる北川は「心にぐっとくる場面があると思います。私は、つぐみちゃんとめぐみちゃんの対話シーンが強く印象に残っています」を思い入れを語り、同じく初参加の小堀は「映画の中でのぐらさんは男前なところもあるので、そこに注目してほしいですね!」と見どころをアピールした。
そして、最後に北川は「ハピネスチャージというタイトルの通り、この作品にはたくさんの幸せが詰まっています。幸せの考え方は人それぞれ違いますが、その一つの答えがあると思っています」、潘は「自分の想いを伝えること、相手の想いを知ること、それによって自分に何ができるのか、ということを考えさせられるような作品。皆さんにとってプリキュアが、これからも支えになるような存在であることを願っています」とそれぞれに作品に込めた想いを伝えていた。
『映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』は10月11日より全国公開。今年で10周年を迎えた『プリキュア』シリーズ最新作となる本作の舞台は、人形たちが暮らすドール王国。ぴかりが丘保育園で人形劇を披露した際にしゃべるバレリーナ人形・つむぎと出会っためぐみたちは、つむぎたちが暮らすドール王国をサイアークから救うために、ドール王国へと向かう。