女性のみなさんは好きな人に告白して、「少し時間がほしい」などと、返事を保留にされた経験はありませんか? 男性が告白の返事に即答しない理由は、大きく分けて以下の3つがあります。

■直接顔を見てNOと言いづらいから

断れば、告白した女性が傷つくことは避けられません。人を傷つける"加害者"になりたくないという気持ちが強い男性は、あえてその場では答えを出さず、後日断ってくるパターンが大半です。

要は、自分が悪者になりたくないために、言いたくないことを先延ばしにしているだけ。筆者は仕事で恋愛相談を受けていて、「保留にされた後、断られたけれど、それは少しでも自分に気持ちがあった証拠でしょうか」という相談を受けたことがあります。少しでも気持ちがあったならいつか振り向かせたいと、あきらめきれずにいるのです。

ですが、この手のタイプの男性はあまりお勧めできません。人間の本質は、日常生活のあらゆる場面で顔を出します。言いたくないことを先延ばしにする性質は、仕事においても同じかもしれないのです。仕事のミスや状況の悪化など、悪い結果を招きそうなことほど、さらなる悪化を防ぐため周囲へ先に伝えておくのは、ビジネスの基本。彼は、そのビジネスの基本すら押さえていない人かもしれないからです。

■あなたのことを今まで恋愛対象として見ていなかったから

頻繁に2人きりで会う仲がいい関係だったとしても、男性が女性のことを恋愛対象として見ていなかった段階で告白をされると、驚いて返事を保留にすることがあります。告白してきた女性をあらためて恋愛対象として考えてみてから、結果を出したいというパターンです。

このケースでOKをもらった女性も実在しますが、交際を始めて数ヶ月で「やっぱりつき合うのは違うと思う」と振られてしまった女性もいました。

■他に気になる女性がいるから

もっともタチが悪いのが、他に気になる女性がいるけどつき合えるかどうかわからないから、そちらの結果が出てから告白の返事をしようとたくらんでいるケース。もし気になる女性とダメだったら、とりあえずつき合ってみようと考えています。

「とりあえずつき合う」ことができるのは、基本的に女性より男性に多く見られる傾向です。これは、男性が複数の異性を妊娠させることができる一方で、女性は複数の男性の子供を同時に妊娠できない性の違いからきていると言えます。

以上3つの理由をお伝えしましたが、告白の返事を保留する男性は、待つ側の不安な気持ちよりも自分の気持ちを優先している現実も忘れないでくださいね。

※写真と本文は関係ありません

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1800人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。無料恋愛相談も実施中(休止中の時期もあるため事前に必ずブログを参照のこと)。