京都府京都市とアートアクアリウム城実行委員会は24日~12月14日、京都府・元離宮二条城にて、「京都 世界遺産登録20周年記念 アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~」を開催する。

「アートアクアリウム城」作品イメージ

水と光と映像が織りなす「日本の真の美」

「アートアクアリウム」とは、和をモチーフにデザインされた水槽などにLEDライティングやプロジェクションマッピングなど最新の演出技術を施し、見るものを幻想的な世界に誘う水中アート展覧会。

同展は、400年以上の歴史を持つ二条城の中でも通常非公開の場所で、入場できない夜の時間に開催される特別な企画。アートアクアリウムアーティスト・木村英智氏がプロデューサーを務め、「REAL JAPANの再興と発信」をテーマとして作品世界を展開する。「歴史と現代」双方のアートを新たな形で昇華させ、未来を感じる「日本の真の美」を提示するという。

「アートアクアリウム城」作品イメージ

また、アートアクアリウム展としては過去最大級の規模での展覧会となり、初めて作品を屋外展示する。二条城内には、アートアクアリウムを代表する世界で最も巨大な金魚鉢"花魁"や、京友禅を埋め込んだ"キモノリウム"をはじめ、多数の作品を展示。金魚や錦鯉たちが優雅に泳ぐ様が、日本の女性があでやかに美しく舞い踊る姿を連想させ、荘厳な二条城の雰囲気の中に華を添えるという。

「アートアクアリウム城」会場イメージ

さらに、会場内の台所前庭スペースには「夜祭BAR」や「お茶席」が登場。宴の雰囲気を演出するためちょうちんの明かりであでやかにしつらえ、「夜祭BAR」では京都の地酒や漬物、「お茶席」では京都のお茶と老舗の和菓子などを提供する。会場内の特設ステージでは、伝統芸能や京都市の伝統工芸品、着物や帯などに触れる機会が設けられる。

会期は24日~12月14日。開催時間は17時~22時(最終入場21時30分)。初日24日のみ一般入場は19時から。会場は元離宮二条城(二の丸御殿中庭、台所前庭、台所)。入場料は当日一般1,500円(税込)、小学生以下1,000円(税込)、3歳以下無料。小学生以下は保護者要同伴が必要。