12月31日の大晦日に放送される『第65回NHK紅白歌合戦』の司会者が10日、東京・渋谷区のNHK放送センターで発表され、紅組司会は女優の吉高由里子、白組司会はアイドルグループの嵐に決定した。また、総合司会は、有働由美子アナウンサーが務める。
同局の連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインを演じた吉高は、紅白初出演にして初司会に挑戦。紅組らしく真っ赤なワンピースで登場した吉高は、「『とんでもない事だな、よく選んだな』と思った」とオファー時を振り返り、「(朝ドラの)大きな冒険から始まって、年末も大きな冒険に挑戦する。勇気ありません? 危なっかしくありません?」と大役に戦々恐々。そんな吉高に、「失言はフォローするので自由にやって」とエールを送った有働アナウンサーは、昨年の紅白で大胆露出の衣装を着て驚かせていたが、「今年は露出を控えたい。NHKらしくセーラー服とかにします」と自虐して笑わせていた。
また、歌手として2009年に初出演後、2010年から5年連続で司会を務める嵐だが、相葉雅紀は「まさか5年連続とは、夢にも思ってなかった。(デビュー)15周年を紅白の司会で締められて幸せです」と感無量。紅白司会のベテランとも言える嵐に、吉高が「バラエティ番組以外で並ぶと思ってなかった。引っ張って行って欲しい」と信頼を寄せると、二宮和也は「自由で天真爛漫な印象なので、楽しい紅白になりそう」とにっこり。一方、「アドバイスは無い。勝ちにいきたい」と本気モードの櫻井翔は、「歌手のみなさんと視聴者のみなさんで、大きな思い出を共に作ることが出来たら」と意気込みを語っていた。
今年のテーマは、"歌おう。おおみそかは全員参加で!"。番組の柴崎哲也プロデューサーは、番組内容について「どうなるかはまだ全然決まっていない」としつつ、吉高の起用に「彼女のキャラクターがのびのびと花開くシーンを作れたら。自由にやっていただいて、笑わせてドキドキさせて欲しい」と期待を寄せる。『第65回NHK紅白歌合戦』は、12月31日19時15分から23時45分まで、NHK総合及びラジオ第1で生放送予定。