グロービート・ジャパンは10月8日、「らあめん花月嵐」にて期間限定ラーメン「SUPER GTR MISOMO(スーパー・ガーリック・トマト・ラーメン 味噌も、以下「スーパー GTR」)」(880円)を発売した。イタリアンシェフ・川越達也氏プロデュースの「スーパー GTR」。1杯のラーメンに込められたこだわりの数々を紹介しよう。
イタリアンな隠し味も
「スーパー GTR」は2003年7月に発売した「GTR(ガーリックトマトラーメン)」から始まるイタリアン風ラーメン「GTRシリーズ」の最新作で、今作が"6代目"となる。川越シェフによれば、特に「女性に食べてもらえるような」ラーメンに仕上げたとのこと。トマトを練りこんだ赤色の麺を使用し、トマトスープにはみそを加え、ニンニクやキャベツ、タマネギなどに豚バラ肉、さらにはブラック・オリーブも入った川越シェフ意欲作だ。さらに別売りのトッピング「パルメザンチーズ」(50円)も用意する。
トマトとみそという一見意外な組み合わせについて川越氏は、「みそにトマトのペーストやピューレを練りこんだ野菜用ディップソースからの発想です」とイタリアンシェフならではの着想であることを明かした。同氏によれば、みそとトマトは「お互いの成分の相乗効果でおいしくなる」組み合わせなのだという。
発表会には、アイドルグループ「ベイビーレイズ」も登場。「スーパー GTR」を試食して"初挑戦"となる食レポに挑戦し、「酸っぱくないからトマトが苦手でも食べられる」「ラーメンにオリーブって珍しいですよね」などと各メンバーがコメント。川越シェフも「ドンピシャです。僕も酸っぱいのは苦手。野菜の甘みとみそのコクの一体感を出しました」「よくブラック・オリーブがわかりましたね。隠し味なんですよ」と感心していた。
チーズとも相性抜群
発表会後、「スーパー GTR」を試食する機会があったのでいただいてみた。赤いトマトスープにみじん切りのタマネギやキャベツがたっぷり入っており、その見た目はラーメンというよりもむしろミネストローネに近い。
スープはうま味たっぷりでほどよい爽やかさ。「ベイビーレイズ」の食レポどおり、トマトの酸味はほとんど感じない。上品でありながらガーリックの風味もしっかりとあり、男性も満足できそうだ。ときどき感じるオリーブの塩味と香りがアクセントになっている。
トマトを練りこんだ麺は細めで食べやすく、すするとかすかにトマトの香りが。野菜や豚バラ肉など具だくさんのラーメンなので、ちょうど良いボリューム感だ。
別売りのトッピング「パルメザンチーズ」も「スーパー GTR」と相性抜群。まろやかになるだけでなく、コクが増して深みのある味わいになる。最初はチーズをかけないで食べ始め、味の変化を少しずつ楽しむのが同店おすすめの食べ方だ。
麺もスープも真っ赤な「スーパー GTR」。それは単なる変り種のラーメンではなく、イタリアンシェフ・川越達也氏のこだわりが詰まった本格的な一品だった。
※価格は全て税込