日本HP、デスクトップ型とノート型の高品位WS「HP Z Workstation」

日本ヒューレット・パッカードは9日、高性能・高品質なワークステーション「HP Z Workstation」シリーズの新製品として、デスクトップタイプを3モデル、ノートタイプを2モデル発表した。10月下旬より順次発売する。直販価格は138,500円より。

HP ZBook Mobile Workstation

17.3型液晶ディスプレイの「HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation」と、15.6型液晶ディスプレイの「HP ZBook 15 G2 Mobile Workstation」を用意。いずれも11月上旬より発売し、直販価格(税別)は17.3型が340,000円より、15.6型が216,000円より。

HP ZBook 17 G2 Mobile Workstationの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4700MQ(2.4GHz)、チップセットがMobile Intel QM Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro K3100M 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 7 Professional 64bit版。

17.3型の液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。キーボードは日本語106キー配列で、キーピッチは19mm、ストロークは1.5mm。バッテリ駆動時間は最大約8時間。

ネットワークコントローラには、Gigabit Ethernet対応のIntel Ethernet Connection I217-LM、IEEE802.11a/b/g/nおよびBluetooth 4.0対応のIntel Centrino Advanced-N 6235を搭載する。IEEE802.11a/b/g/nのアンテナ数は送信×2と受信×2だ。

主なインタフェースは、DisplayPort 1.2、D-Sub、Thunderbolt、マイク入力/ヘッドホン出力コンボポート、拡張コネクタ、USB 3.0×1(うち1基はチャージ機能付き)、USB 2.0×1、セカンダリバッテリコネクタ、TPM1.2準拠セキュリティチップ、指紋センサーなど。本体サイズはW416×D272.7×H34～40mm、重量は約4.0kg。

15.6型のHP ZBook 15 G2 Mobile Workstationは、本体サイズがW381.5×D257×H30.5～35.5mm、重量が約3.4kg。液晶ディスプレイは非光沢(ノングレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。主な仕様とインタフェース類は17.3型のHP ZBook 17 G2 Mobile Workstationとほぼ共通。

HP Desktop Workstation

Intel Xeonプロセッサを搭載するミニタワー型のデスクトップワークステーション。10月下旬より発売し、直販価格(税別)は最上位の「HP Z840 Workstation」が231,500円より、ミドルレンジの「HP Z640 Workstation」が266,500円より、エントリーの「HP Z440 Workstation」が138,500円より。ほとんどのコアスペックをCTOで柔軟にカスタマイズできる。

HP Z840 Workstationはデュアルプロセッサ構成に対応し、HP Z640 Workstationは標準でデュアルプロセッサ構成のみ。搭載可能なプロセッサは、Intel Xeon E5-2600v3シリーズ。HP Z440 Workstationは、Intel Xeon E5-1600v3シリーズ。

構成の一例は(HP Z840 Workstation)、CPUがIntel Xeon E5-2603v3(1.6GHz)×1基、チップセットがIntel C612、メモリが8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックス(Professional 2D)がNVIDIA NVS 310、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。