経済産業省は9日、2014年8月の特定サービス産業動態統計調査(速報)の結果を発表した。それによると、クレジットカード業の取扱高は前年同月比9.7%増となり、33カ月連続で増加した。

対事業所サービス業の売上高等を前年同月比で見ると、全17業種中、10業種が増加、7業種が減少。このうち情報・コンテンツ関連業種では、全7業種中、4業種が増加、3業種が減少した。主なものでは、インターネット付随サービス業が12.6%増の1,165億1,500万円、音楽ソフト制作業が7.9%減の113億8,200万円、出版業が7.6%減の733億200万円などとなった。

物品賃貸・専門・技術サービス業では、全10業種中、6業種が増加、4業種が減少。主なものでは、クレジットカード業が9.7%増の3兆6,732億4,300万円(取扱高)と33カ月連続で増加したほか、エンジニアリング業が10.5%減の5,239億8,000万円(受注高)などとなった。

対事業所サービス業の売上高等推移(出典:経済産業省Webサイト)

対個人サービス業について見ると、全13業種中、7業種が増加、6業種が減少。このうち趣味・娯楽関連業種では、全7業種中、3業種が増加、4業種が減少した。主なものでは、ゴルフ練習場が4.8%増の25億6,900万円、遊園地・テーマパークが3.1%増の723億5,100万円、パチンコホールが4.7%減の4,053億200万円などとなった。

教養・生活関連業種では、全6業種中、4業種が増加、2業種が減少。主なものでは、外国語会話教室が8.3%増の72億1,000万円、葬儀業が3.4%減の460億6,400万円などとなった。