ダイキン工業は9日、ルームエアコン「うるさら7 Rシリーズ」2015年度モデルを発表した。安定した温度・湿度に保つ「プレミアム冷房」機能を追加。発売は11月7日で、価格はオープン。推定市場価格は適用畳数によって異なり、10畳用モデルで税込260,000円前後だ(本体のみ、工事費含まず)。
2015年度モデルのRシリーズは、設定温度に到達した後も安定した温度と湿度を維持する新冷房方式「プレミアム冷房」を採用したルームエアコン。熱交換器の一部だけ冷却して湿気を取る「デシクル制御」と、室温変動を抑える「PIT制御」の2つの新技術を導入することで、温度・湿度を快適にキープする。デシクル制御によって除湿力は従来モデルの約5倍に向上し、PIT制御によって設定温度を0.5度単位で調節できるようになった。
冷媒には従来モデルと同じく、高温環境下でも効率が落ちにくい「HFC32(R32)」を採用。さらに、部品自体の発熱を低減した「ブリッジレスコンバーター回路」を室外機に新しく採用することで、室外機の周辺温度が45度の高温になっても、パワフルかつ省エネでの冷房運転が可能になった。
新「おやすみ運転」機能では、気流の向きや運転音、表示ランプの明るさなど、睡眠に適した設定で運転する。また、暖房運転時にユーザーによる給水なしで部屋の湿度を上げられる「うるる加湿」機能、室温に近い温度で除湿を行う「さらら除湿」機能、空気を効率よく循環させる「サーキュレーション気流」、カビや花粉などをフィルターでキャッチして空気をきれいにする「ストリーマ空気清浄」機能を従来モデルに引き続き搭載している。