富士通は9日、2014年秋冬モデルのPC新製品として、23型液晶を搭載した一体型デスクトップPC「ESPRIMO WH77/S」を発表した。ディスプレイ部を手前に引き出すことで、タッチ操作やペン操作を行いやすい角度に変形できる。発売は11月21日で、価格はオープン。店頭予想価格は220,000円強。
「WH77/S」はリビングに設置して、家族で共有することを想定して開発された製品だ。前モデル「WH77/M」に比べ、液晶を23型に大画面化しながら、子ども(10歳以上)でも座ったまま変形作業を行えるという。同機専用のスタイラスペンが標準で付属しており、ペンとタッチ操作を併用できるモードとタッチ操作を無効にしてペン操作に集中できるモードを切り替えて利用できる。
また、Intel RealSense テクノロジーに国内で初めて対応したことも特徴のひとつ。ディスプレイ上部に3D認識が可能なカメラを搭載しており、今後、ジェスチャー操作や多人数のビデオチャット、3Dスキャン機能などが提供される予定だ。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4712MQ (2.30GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600 (CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル)、ストレージが2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応BDドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC、1000BASE-T対応有線LANを備える。サイズはW564×D229×H385mm(最小傾斜時)、W564×D352×H167mm(最大傾斜時)、重量は約9.9kg。本体カラーはブラックのみ。Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する
姉妹機として「ESPRIMO WH53/S」も同時に発売する。店頭予想価格は税別190,000円前後。ブラックとホワイトのカラーバリエーションがある。WH77/Sと比べ、CPUがIntel Core i3-4100M、メモリが4GB、HDDが1TBとなるほか、NFC非搭載、Intel RealSense非対応といった違いがある。