東急池上線・東急多摩川線とJR京浜東北線の蒲田駅に直結する商業施設「東急プラザ 蒲田」の専門店フロアが9日、リニューアルオープンする。
蒲田駅(東京都大田区)はJR線と東急線が接続する駅であり、1日の乗降客数は42万人を誇る。同駅を発着する東急池上線・東急多摩川線は現在、ともに3両編成の電車が運行される路線だが、羽田空港を核とするインフラ整備の一環で、東急多摩川線から蒲田駅を経て京急蒲田方面へ、地下新線で結ぶ「蒲蒲線(仮称)」の構想もあり、「蒲田駅は羽田空港と都心西側をつなぐ重要なハブとして期待されています」とのこと。
「東急プラザ 蒲田」は1968年、「蒲田東急ビル」として開業して以来、地域の人々に親しまれてきた商業施設。今年3月に一部閉店し、約25年ぶりとなるリニューアルが進められた。「誰だって、新しくなれる。」のコンセプトの下、駅に直結する2階の利便性向上を図るとともに、ファッション性と日常性を兼ね備えたライフスタイル提案型施設に生まれ変わった。2~7階に全87テナントがそろい、うち33テナントが新業態もしくは東京初出店、蒲田エリア初出店となる。
都内唯一の屋上観覧車も引き続き設置。初代「お城観覧車」(1968年~)、2代目「グレ太の観覧車 フラワーホイール」(1989年~)に続き、3代目のネーミングは「幸せの観覧車」に決定した。屋上庭園は「かまたえん」の名称で、「幸せの観覧車」をはじめ、東急電車・バスを模した「エコライド」、飛び跳ねて遊べる「風の丘」など、親子で楽しめる遊具がそろう。世界最小の「マイクロEVキッチンカー」での飲食提供も行われる。ちなみに屋上からは、蒲田駅を発着する東急池上線・東急多摩川線の電車も見ることができた。
「東急プラザ 蒲田」は10月9日11時にリニューアルオープン。これに先立ち、PRイベントやオープニングセレモニーも開催されるとのことだ。