タカラトミーマーケティングは7日、家庭で手軽に本格そば打ちが体験できる玩具『そば打ち名人』を10月23日に発売すること発表し、東京・中央区のStudio+G GINZAにて、実際の商品を使ったそば打ち体験会が行われた。

本体一式に加え、のし板、のし棒、こま板、使い方DVDが付属する『そば打ち名人』

『そば打ち名人』は、本格的に打つにはコツが必要で、難しく尻込みしてしまう人が多い「そば打ち」を、家庭でも手軽に楽しめるクッキングトイ。中でも、そば打ちの工程で最も難しいと言われている「水回し」(そば粉と水をなじませる工程)を手軽にできるという。2007年に同社より発売された『いえそば』(12,500円/税抜)に、好評だった「水回し」機能をよりシンプルに使いやすく改良。発表会においてタカラトミーマーケティングの常務取締役・伊藤雅敏氏は「蕎麦作りを楽しみたいという人は多いが、敷居が高い。『そば打ち名人』は、"水回し"の工程を簡単に行えるよう工夫しました。この商品を使って、家族みんなでそば作りを楽しんでほしいですね」と自身をのぞかせていた。

左から「総本家 更科堀井」九代目店主 堀井良教氏、タカラトミーマーケティング 常務取締役 伊藤雅敏氏、福井県の公式キャラクター「Juratic(ジュラチック)」のラプトくん

サプライズゲストのラプトくんから伊藤氏へ新そば粉の贈呈式

職人による「水回し」の実演。『そば打ち名人』ではこの作業も手軽に

会場では『そば打ち名人』の体験会も行われ、打ち立ての新そばを試食。実際にそば作りに挑戦してみたが、料理経験がまったくない著者でも、30分程度の工程でおいしいそばを打つことができた。今回は2人前200gのそばを作るにあたり、中力粉40gとそば粉160gを使用(市販のものを使用できる)。まず材料を本体にいれ、30~40回かき回したら、今度は80ccの水を本体上部の水入れに注ぎ、さらにかき回す。水入れの底は小さな3つの穴があり、水滴がポタポタと落ちる仕組み。これがそば粉に水分を均一に行き渡らせ、「水回し」作業を簡単に行える。

「水回し」の工程。1~2cm程度のそぼろ状の玉ができてきたら「くくり」作業へ

「水回し」後は、生地を手でこねてまとめる「くくり」、生地を平らにのばす「のし」、のした生地を食べやすい幅に切っていく「切り」の作業。この「のし」と「切り」の作業は、「厚さ調整ガイド」や、包丁を沿わせるための「こま板」などの付属パーツを使うことで、簡単に太さのそろったそばを作ることが可能。後は、沸騰したお湯にそばを2分間茹でればおいしい新そばの完成。しっかりとしたコシのあるおいしいそばを食すことができた。

生地を手でこねてまとめる「くくり」の作業

「のし」の作業

「切り」~「ゆで」~完成

『そば打ち名人』は、全国の玩具専門店、量販店の玩具売場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」などで発売。価格は4,600円(税抜)で、公式サイトでは、商品を使ったそばの打ち方をはじめ、アレンジレシピなども公開中。

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