パイオニアは10月8日、カロッツエリアブランドより、ドライブレコーダー「ND-DVR1」を発表した。発売は2015年春頃を予定している。希望小売価格は20,000円(税別)。
ND-DVR1は、「ドライブレコーダーリンク」に対応したドライブレコーダー。同時発表されたAV一体型ナビゲーションシステム「楽ナビ」の「AVIC-RL09」「AVIC-RW09」「AVIC-RZ09」「AVIC-RZ07」「AVIC-RZ06」「AVIC-RZ05」「AVIC-RW03」「AVIC-RZ03」から操作が可能だ。
対応した楽ナビと接続した場合、ナビの画面上に、録画ボタンやファイルの送り・戻しボタン、メニューモードなどが表示され、タッチパネルで操作することができる。モニターを装備したドライブレコーダーも各社よりリリースされているが、それらに搭載されている液晶パネルのサイズは、大きくても4型程度。ナビに搭載されている7V型前後の液晶パネルのほうが、映像の視認性や操作性は高い。
楽ナビとの連携は、操作と表示だけではない。ND-DVR1にはGPSユニットは装備されていないが、楽ナビから送られるデータを利用することで、ND-DVR1で撮影した映像には、位置や時間、速度、方向の正確な情報が記録される。なお、ND-DVR1にも振動センサー(3軸)を搭載。走行中に異常な振動があった際の自動撮影だけでなく、駐車中に振動を検知して撮影する「セキュリティ」機能も利用できる。
レコーダーとカメラが別ユニットとなっているセパレート式で、カメラ部分はW30×D30×H30mmとコンパクト設計。運転席の近くに設置しても邪魔になりにくい。レンズの画角は水平120度、垂直63度だ(フルHD・HD撮影時)。レンズのF値は2.0となっている。受光素子はCMOSイメージセンサーを使用。音声録音用のマイクも装備している。
記録メディアにはmicroSDカードを使用(32GBまで)。動画撮影モードは、1,920×1,080・1,280×720・640×480の3種類。フレームレートは27.5fpsだ。ファイル形式はMOV(H.264圧縮)。静止画はJPEG形式で保存される。