ロックバンド・VAMPSが7日、東京・お台場のZepp ダイバーシティで行われた映画『ドラキュラZERO』(10月31日公開)のスペシャル試写会イベントに登壇し、本作の日本版イメージソング「VAMPIRE’S LOVE」を初披露した。
"ドラキュラ"の起源とされた男、ヴラド・ドラキュラを描いた本作。日本版イメージソングは、バンド名の由来にもなっているほどヴァンパイア好きというHYDE(L'Arc~en~Ciel)とK.A.Z(Oblivion Dust)によるVAMPSが担当している。スペシャル試写会では、「VAMPIRE'S LOVE」(10月8日発売)を初披露。約5000人の応募の中から選ばれたファン500人がその歌声に聞き入り、涙を流すファンもいた。
その後のトークショーで、HYDEは「本当にいるんじゃないかと思って調べるくらい大好き。ロックに目覚めた頃、気付いたら好きだった」とヴァンパイア愛を熱弁。本作の日本版イメージソングを担当できたことについて、「ぜんぜん関係ないバンドにやられたら『俺たちヴァンパイアって言ってるのさぁ』みたいな、悔しいですよね。それくらいうれしかった」と喜びを語った。
そして、HYDEが絵コンテまで作り、ロンドンで撮影したというPVも披露。映画を見る前に作ったにも関わらず、PVと映画がマッチしていることに2人とも驚いたそうで、「僕のをパクったんじゃないですかね」(HYDE)、「あれ? 知ってたのかなと思った」(K.A.Z)と話した。また、ヴァンパイアを演じるために眉毛をそったというHYDEは「毎朝起きたら怖い怖い」と言い、人にかみつくシーンについても「かわいい女の子がよかったんですけどいなくて、汗臭い男にかみつきました」と笑いを誘った。
前日に見た本作も、とても気に入ったという2人。HYDEは「全体的に飽きさせない、ハリウッドな感じがすごいときめきました。コウモリになるとことか練習したい。できたらかっこいいですよね」とヴァンパイアへの憧れがさらに増したようで、K.A.Zも「ドラキュラの今まで思っていたイメージが一新した感じがありました。いいやつじゃんって。スケール感もすごいし」と絶賛していた。
また、HYDEは「ヴァンパイアのせいもあると思うんですけど、僕って怖いイメージがあると思う。だから、なるべく優しく生きていこうと思ってます」とイメチェン宣言。K.A.Zが「優しさと怖さ、両方持ってますね。ドラキュラみたいな感じ」とHIDEについて語るとファンから笑いが起こり、「だから、表面上は優しくなろうと思ってるの」と再びHYDEが誓った。
配給:東宝東和 (C)Universal Pictures