タバコを吸う、吸わないは本人の問題ではあるものの、受動喫煙など周囲に与える影響も無視できません。そのためか、喫煙者のみなさん、今ではすっかり肩身の狭い思いをしているのではないでしょうか。
今回マイナビニュースでは、そんな喫煙習慣を持つ読者240人にタバコを吸い始めたきっかけを尋ねてみました。
学生時代がタバコにハマるタイミング
今回の調査に回答していただいたのは、男性が149人(62.1%)、女性91人(37.9%)という内訳になります。年齢は20歳から50歳以上までにおよび、世代的な偏りもありません。
そんなごくごく標準的な喫煙者のみなさんに、まず「タバコを吸い始めたきっかけは何でしょうか?」と聞いてみたところ、次のような結果となりました。
●第1位:学生時代の友人が吸っていた=99人(40.8%)
タバコを吸い始めるのは、学生時代が圧倒的に多いことがわかりました。
・「タバコを吸う先輩がかっこよく見えた」(男性28歳/医療・福祉/専門職)
・「初めて参加した飲み会で吸ってしまった」(男性35歳/情報IT/技術職)
カッコいい先輩がタバコをいかにも大人らしく吸っている姿を見ると、憧れの気持ちも手伝って、自分もカッコよくタバコを吸ってみたいという心理が働くわけですね。喫煙経験者にはとてもよくわかる心理です。
●第2位:何となく=49名(20.4%)
タバコを吸い始めたきっかけで2番目に多かったのは、「何となく」でした。あまり意識もせず、気づいたらタバコを吸っていた……。そういう人たちは結構多いのですね。こちらも生の声を紹介しましょう。
・「ふと気づけば吸うようになっていた」(男性34歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「むせてゲホゲホになったのは覚えているが、なぜ吸ったのかはっきり覚えていない」(男性50歳/情報IT/技術職)
・「なんとなく好奇心で」(男性34歳/学校・教育関連/事務系専門職)
こう答えた人たちも、実は吸い始める何らかのきっかけがあったのだと思われます。しかし時が経ち、喫煙が当り前になってしまうと、それらはすっかり記憶から飛んでしまったのではないでしょうか。
●第3位:ストレス解消=27名(11.2%)
「ストレス解消」は、第2位の「なんとなく」とは対照的に、はっきりとストレスの特効薬と考えてタバコを吸い始めた喫煙者たちです。
・「仕事でストレスがたまって」(女性22歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「彼氏と別れてイライラしていたときに吸い始めた」(女性23歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
職場や私生活上でのストレスを和らげるために喫煙を始めたという人たちも、決して少なくないのですね。喫煙者の多くはリラックス効果やストレス解消効果を実感しているようです。