財務省は7日、2014年9月末現在の外貨準備状況を発表した。それによると、9月末時点の外貨準備高は前月末比136億600万ドル減の1兆2,644億500万ドルとなり、2カ月ぶりに減少した。米国債などの時価評価額が下がったほか、ユーロが対ドルで下落し、ユーロ建て資産のドル換算額が減少したことが影響した。
項目別に見ると、外貨が1兆2,011億2,600万ドルで、このうち、米国債などの証券が1兆1,876億3,800万ドル、預金が134億8,800万ドル。預金の内訳は、外国中央銀行およびBISへの預金が72億8,200万ドル、本邦金融機関への預金が52億600万ドル、外国金融機関(本邦内拠点分)への預金が10億ドルだった。
IMFリザーブポジションは135億1,200万ドル、SDRは193億3,400万ドル、金は299億2,900万ドル、その他外貨準備は5億400万ドルとなった。
また、その他外貨資産は494億2,500万ドルだった。