説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneの液晶が割れてしまいました……修理にいくらかかる?」という質問に答えます。

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故障したiPhoneは、Apple Retail Store(実店舗)の「Genius Bar」へ持ち込むと、原因を調査し可能であれば修理してもらえます。故障の程度によっては、新品交換で対応される可能性もありますが、iPhone 5以降の端末であれば破損した液晶パネルは修理対象となっています。

Appleのサポートページによれば、液晶パネル交換はiPhone 6が11,800円、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5cが13,800円です。液晶パネルの交換にくわえ、キャリブレーション(色温度/輝度を適正なレベルに調整する作業)やタッチセンサーのチェックも行われるため、Appleが定める品質に戻ると考えていいでしょう。ただし、修理受付から完了まで約1週間必要です。

AppleCare+ for iPhoneを契約している場合は、1回につき税込7,800円で最大2回まで修理サービスを受けることができます。店頭での判断もあるでしょうが、不慮の事故についてもカバーされるため、うっかり落下させて割れてしまった液晶パネルも対象に含まれると考えてよさそうです。

携帯電話会社の保障サービスも利用できます。ソフトバンクの「あんしん保証パック(i)」は機種ごとの一定比率を、au/KDDIのauスマートパスは最大7,800円を1回の修理につき負担してくれるため、そのぶん修理代金が安くなります。なお、NTTドコモの「ケータイ補償サービス for iPhone」では、Apple Retail Storeで行った修理に対する代金負担サポートはありません。

液晶が割れてしまった場合、Apple Retail Storeの「Genius Bar」へ持ち込むと修理してもらえます