バリューデザインはこのほど、愛知県・静岡県でスーパーマーケットを展開するフィールコーポレーションに対し、クラウド型電子マネー発行システム「バリューカードASPサービス」の提供を開始した。

これにより、フィールコーポレーションは電子マネー「フィールさくらカード」を新たに発行し、自社店舗で運用していく。同カードの特徴はポイントが先付けされること。入金額に応じてポイントが付与されるので、ポイントを早く貯めることが可能なほか、貯まったポイントは電子マネーに自動変換されるため、使い忘れを防止できるという。

特典については、入金額に応じてポイントが0.5%付与され、500ポイントに達すると電子マネーに自動変換され、500円分として翌日以降に利用可能となる。また、携帯電話やスマートフォンから会員登録すると、登録完了時に100ポイントがプレゼントされる。

フィールコーポレーションは、これまで顧客の囲い込み施策として、主に自社クレジットカードの発行に注力してきた結果、クレジットカードホルダーが増え、一定層の囲い込みに至った。その一方で、競争が激化する業界において、さらなる施策のひとつとして、独自の電子マネーを発行することを決定。クレジットカードではアプローチできなかった層を含め、より幅広い顧客の囲い込みが期待されているという。