米国のパナソニック エンタープライズ ソリューションズ カンパニー(以下、パナソニック)とコロナルグループLLC(以下、コロナル社)は2日(米国時間)、米国中部カリフォルニアのトゥーレアリ郡とキングス郡において、9つの太陽光発電プロジェクトを完工したと発表した。

同プロジェクトを通じ、サザンカリフォルニアエジソン社の電力網を利用している約1万4,500世帯に年間16メガワットのエネルギーを供給する。

カリフォルニア州トゥーレアリ郡ファーマーズビルにある太陽光発電所(写真：ビジネスワイヤ)

パナソニックとコロナル社は、2013年にマッコーリー・キャピタル社から、カリフォルニア州で開発中の再生可能エネルギーによる発電プロジェクト「California Renewable Energy Small Tariff」を買収。同プロジェクトの取得・完成には、労働組合が所有する保険・投資会社、Ullico社による5,000万ドルの融資も貢献したという。なお、同プロジェクトの施工はパナソニックとImMODOエナジー・サービス社が担当した。

カリフォルニア州トゥーレアリ郡にある太陽光発電所(写真：ビジネスワイヤ)

コロナル社CEOのジョナサン・ジャフリー氏は「この9つは、パナソニック-コロナル社のプラットフォームを活用した初の商用プロジェクトであり、重要なマイルストーンです。また、その他のプロジェクトも現在進行中です」とコメント。

コロナル社はパナソニックとの独占的パートナーシップにより、多くの北米のデベロッパー、エンジニアリング会社、建設会社、調達先と提携し、太陽光発電に必要な資産を柔軟に活用できるようになったという。