ソニーは10月3日、ポータブルラジオレコーダー「ICZ-R250TV」を発表した。発売は10月18日。価格はオープンで、推定市場価格は24,000円前後(税別)。

「ICZ-R250TV」

ICZ-R250TVは、2013年1月に発表した「ICZ-R51」の後継機種。高感度ラジオにICレコーダー機能を追加した製品で、内蔵タイマーによる録音予約にも対応している。録音予約の件数は最大20件。内蔵メモリは8GBで、SD/SDHCカードスロットも装備している。

左が「ICZ-R250TV」で、右が「ICZ-R51」

ICZ-R250TVは、これまでのAM/FMに加えて、ワンセグテレビ放送の音声受信にも対応。ワンセグテレビ放送もラジオの場合と同様に、初期設定で地域を選択するだけで受信可能な放送局がプリセットされる。

左側のロッドアンテナはFM用で、右側の白いアンテナはワンセグテレビ音声用

受信バンドが増やされたことに伴い、ワンタッチで放送局を選べる「お気に入りボタン」は、従来の3つから5つに増えている。

「お気に入りボタン」は5つに増えた

音質面でも改良が加えられている。独立したバスレフ式のスピーカーボックスを装備するとともに、「Clear Audio+」を搭載。Clear Audio+(クリアオーディオプラス)は、細かな設定をせずに、ソニーが推奨するサウンド設定にできる機能だ。

語学学習向けでは、ディクテーション再生に対応。ディクテーションは、語学学習ソフトの一定部分を聞き取って書き取る学習方法。ICZ-R250TVでは、設定した時間が過ぎると自動停止、さらに、巻き戻しボタンを押すと、再生した区間の3秒前から再生を再開する。手軽に同じ箇所を繰り返し再生できることで、効率的な語学学習が可能だ。

電源は内蔵のリチウムイオン充電池、単3形アルカリ乾電池×4本、ACアダプターが使用可能となっており、内蔵リチウムイオン充電池とアルカリ乾電池を併用した場合、最長約20時間のラジオ録音が可能だ。本体サイズはW215.4×D57.2×H124.5mmで、質量は約890g。

内蔵リチウムイオン充電池と、アルカリ乾電池は併用可能