エプソンは2日、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の新モデル「MT500G II」を発表した。クラブへの着脱性やアプリの機能強化など使い勝手を改善。10月8日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は2万円台後半(税別)。
「M-Tracer For Golf」は、自社開発の小型センサーをゴルフクラブのグリップにアタッチメントを使って装着し、スイングすることでスイングのインパクト、スピード、シャフト回転、テンポなどのデータを計測するシステム。
計測データはスマートフォン/タブレットにBluetooth転送してグラフや画像で自分のスイング状態を把握できるとともに、プロによる理想のスイングと比較したりと、改善ポイントを分かりやすく明示してくれる。新製品では、センサー本体をアタッチメントから取り外しやすくするとともに、誤操作防止のために電源ボタンの形状を変更するなど、使い勝手を改善した。
今回、専用ソフトウエアもバージョンアップ。チェック機能の強化として、従来の「Vゾーン」に加え「ハーフウェイバック(HWB)」と「トップ(TOP)」表示を追加。ゴルフクラブを3DCG表示にすることでフェース状態の視認性も向上した。
10月中旬公開予定のWebサービス「M-Tracer View For Golf」ベータ版にも、新機能を追加する。「M-Tracer For Golf」の計測データをクラウドサービスに最大2,000件までアップロードし、PCの大きな画面でスイングデータを見ることができるものだ。新たに「ダッシュボード機能」を搭載することで、フェース角の安定度などスイングの数値データを表示するほか、複数のグラフを並べて分析できる。さらに、過去データとの比較や、1日/1カ月/1年などに行ったスイング数、使用したゴルフクラブの割合も把握できる。
主な仕様は、通信方式がBluetooth 2.1+EDR、通信距離は約10m、リチウムポリマー二次電池内蔵で動作時間は約4時間、充電時間は約2時間、USBバスパワー充電に対応。本体サイズはW50×D27×H16mm、重量は約15g。アタッチメント(L/M/Sサイズ各1個)、MicroUSBケーブル、ストラップを同梱。