あおぞら銀行は1日、シニアのお金に関する実態や意識を調べた「シニアのリアル調査」の結果を発表した。それによると、今を楽しむためにお金を使いたいと考えているシニアが多いことがわかった。

同調査は、2014年7月3日~6日の期間にインターネット上で行われ、55~74歳の個人2,072人から有効回答を得た。

まず、子どもにできるだけ財産を残したいかと尋ねたところ、否定派が65.5%、肯定派が34.5%。また、お金は今を楽しむために使うべきかと聞くと、肯定派が65.1%、否定派が34.9%となった。

子どもにできるだけ財産を残したいか

もしも1億円あったらとの問いに対しては、消費派(自分のためや家族で使う)が85.2%と圧倒的に多く、貯蓄派(貯蓄や老後の備え)は14.8%にとどまった。

へそくりの金額を質問したところ、妻の50%が「へそくり」を持ち、保有額は平均139万円。他方、夫も46%が「へそくり」を持っており、保有額は平均68万円と妻の半分近くとなった。

配偶者に期待するプレゼント金額の平均は、夫2万3,500円、妻5万6,200円で妻は夫の倍以上の金額に。しかし実際のプレゼント代の平均は、夫6,900円、妻5,600円にとどまっていた。

平均(月)小遣いは、夫3万5,200円、妻2万5,600円。配偶者に内緒で買った最高金額の平均は、夫47万円、妻35万円で、約1割が100万円以上と答え、中には1,200万円の高級ブランド指輪(60代妻)や250万円のスイス製高級腕時計(50代夫)などを買った人がいた。また、内緒で買い物の経験がある人は夫婦とも52%に上った。