大和ハウス工業はこのほど、防府市と、日本たばこ産業防府工場跡地での工業団地「防府テクノタウン」造成に伴う協力協定書を締結した。

工場跡地の総事業面積(敷地面積)は約14ha

稼働103年の歴史に幕を下ろしたたばこ原料工場

同地では、1909年から2012年3月末までの103年間、「たばこ原料工場」として稼働してきたが、たばこ製造中止に伴い工場閉鎖となった。その後、本年8月29日、同社と日本たばこ産業で土地売買契約を締結。同工業団地を開発することとなった。

同工業団地は、総事業面積(敷地面積)が約14ha、売却予定面積は約13haを予定。企業の製造施設、物流施設、研究所など事業展開に沿った大型施設をはじめ、エリア拠点の新設などが可能となる。なお、経済産業省の工場立地動向調査において、山口県の平成25年(1~12月)における工場立地件数の前年比増減は、全国第3位(7件)となっているとのこと。

今後同社は、防府市、山口県と連携しながら企業誘致を行い、地域の活性化も図るとのこと。あわせて、同工業団地に進出する企業の福利厚生施設(住宅・寮・社宅等)の提案も行っていくとしている。