iOS 8では、サードパーティ製のキーボードアプリに対応したり、ヘルスケアアプリ「HealthKit」が実装されるなど、多くの点で変更されている。本稿では「写真」アプリの変更点について解説していく。
撮影した写真や、ダウンロードした画像の保存・閲覧ができる「写真」。これまでは、「カメラロール」と「自分のフォトストリーム」という2つのアルバムにほとんどの画像が保存されていたが、iOS 8ではその2つのアルバムが消えている。そして、いままではなかった「最後に追加した項目」というアルバムが追加されている。
この変更に戸惑ったユーザーも多いのではないだろうか。新たに追加された「最後に追加した項目」とは、「カメラロール」と「自分のフォトストリーム」が統合されたアルバムとなっている。ただし、「最後に追加した項目」に保存されるのは、過去30日以内の写真・画像。つまり、31日より以前の写真・画像については、アルバム上に表示されないということ。
だが、過去の写真・画像が消えてしまったということではない。過去の写真・画像を閲覧するには、画面下の「写真」タブをクリックしよう。すると、時系列に沿って過去の写真を閲覧することができる。「写真」タブでの表示は、日付ごとに表示する「モーメント」、ある程度の日付をまとめて表示する「コレクション」、年ごとに表示する「年別」の3つの表示方法から選択できる。画像が大量にある場合など、使い分けるのがいいだろう。