俳優の勝矢が、9月30日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『中居正広のミになる図書館』(毎週火曜23:15~24:15)に出演し、"木村拓哉伝説"を語った。
13年ぶりに復活したフジテレビ系ドラマ『HERO』で警備員の小杉啓太役を演じた勝矢。木村の現場での振る舞いに感動したそうで、中でも最も驚いたのが70人以上いるスタッフ全員の名前を覚えていることだった。「必ず人を名前で呼びます。カメラや照明のアシスタント、大道具の方にも声をかけて」と振り返り、「全員で作るんだという意識がすごい高い方」とその姿勢を称えた。
クランクアップの時、撮影を任されていたのはそれまで散々怒られていたカメラアシスタントだった。そこで木村は「いつか俺がドラマやる時、お前がカメラマンで撮れるようになるといいな」と声を掛けたそうで、勝矢は「最後の最後までかっこよかった」と惚れ惚れ。それを聞いた司会の中居正広は「かっこいいなぁ」と褒め、「絶対言わない、俺」と自虐ネタで笑いを誘った。そのほか、木村はスタッフやキャストの服のサイズを聞いて回り、背中にオリジナルのロゴをあしらったネルシャツを人数分用意。昼食は共演者と一緒に食べ、撮影を終えても楽屋に戻ることなく、前室で共演者と積極的にコミュニケーションを図っていたという。これに中居は「完璧じゃん」と反応。「俺、真逆だわ。すぐ楽屋戻るもん。昼飯、絶対一人で食べるもん」と語り、再び笑いをとっていた。
同作でヒロイン・麻木千佳役を演じた北川景子。ドラマ公式サイトのインタビューでも北川は「やっぱり、すごい方です。普通、主役の方は出番が多いので、セリフを覚えたりとか家に帰ってからの準備も大変で、必然的に睡眠時間が少なくなって…自然に余裕がなくなってしまうんです。ですので、収録では自分以外のことに中々目を向けることが難しくなります。私が主役をやらせていただくときも、そうなってしまいがちです。ですけど、木村さんは収録現場にいらっしゃった時には、セリフが全部頭の中に入っているので台本を持っている姿を見たことがありません。お芝居のNGも出しません。その上で、周りに対しては役者だけでなく、スタッフのみなさんにまで気を配ることが出来る方です」と絶賛のコメントを寄せている。