日本電気およびNECプラットフォームズは30日、11acに対応し、5GHz帯で最大1300Mbps(理論値)の通信速度を実現したハイエンド無線LANルータ「AtermWG1800HP2」を発表した。

発売日は10月9日。価格はオープンで、本体のみの店頭予想価格は税別17,000前後。イーサネットコンバータセットモデルは、税別33,000前後。

AtermWG1800HP2

3×3の送受信アンテナを採用し、5GHz帯で最大1300Mbps、2.4GHz帯で最大450Mbps(いずれも理論値)の高速通信が可能なフラッグシップ機。世界最小クラスの「μSRアンテナ」をプリント基板に適用することで、アンテナの占有面積を削減し、小型の本体に内蔵した。

AtermWG1800HP2は、従来電波が届きにくかった場所に電波を中継する中継機としても使用できる。中継機能は従来機より強化され、本機と親機、本機と子機の両方を5GHz帯でつなぐ「Wi-Fi TVモード中継機能」、本機と親機を5GHz帯、本機と子機を2.4GHz帯でつなぐ「Wi-Fi高速中継機能」の2種類が選択でき、親機・子機の仕様を活かした通信が可能となった。

インターネットへの接続時間をコントロール可能な「こども安心ネットタイマー」も搭載する。AtermWG1800HP2に接続するスマートフォンやタブレット、ゲーム機など端末ごとに管理者が接続スケジュールを設定でき、例えば家庭内で子供のインターネット接続を管理できる。「こども安心ネットタイマー」向けの専用アプリ「Atermスマートリモコン」も提供されている。

こども安心ネットタイマー

また、NFCタグを利用した「らくらく『かざして』スタート」や、QRコードを利用した「らくらくQRスタート2」、ボタンプッシュで接続できる「らくらく無線スタート」など、Wi-Fiの接続設定とルータからの回線接続が簡単に行える簡易設定機能も複数搭載した。

本体の有線LANインタフェースはWAN側×1、LAN側×4で、いずれも10BASE-Te/100BASE-TX/1000BASE-Tに対応。セキュリティはMACアドレスフィルタリングやネットワーク分離機能、WEP(128bit)、WPA2(AES)、WPA/WPA2(AES)、WPA/WPA2(KIP/AES)に対応する。本体サイズはW33×D111×H170mm、重量は約400g。消費電力は最大17W。