アスクは30日、ZOTAC製グラフィックスカードの新モデルとして、独自クーラーとNVIDIA GeForce GTX 980を搭載した「ZOTAC GeForce GTX 980 AMP Omega Edition」を発表した。9月末から発売し、店頭予想価格は7万円台後半の見込み。
NVIDIA GeForce GTX 980は、NVIDIAが2014年9月19日に発表した最新ハイエンドGPU。第2世代のMaxwellアーキテクチャを採用し、既存モデルから性能が向上しつつも、消費電力を大きく削減している。ZOTACからは同日にリファレンス仕様のグラフィックスカード「ZOTAC GeForce GTX 980 Reference」がすでに発表されている。
「ZOTAC GeForce GTX 980 AMP Omega Edition」では、新設計のオリジナルクーラー「IceStorm」の採用をはじめ、オーバークロック向けの専用モジュール「OC+」、GPU電源をリアルタイムでモニターして最適化する機能「Power+」を新たに搭載した。
動作クロックは、リファレンスのベース:1,126MHzから1,202MHzへ、ブースト:1,216MHzから1,304MHzへオーバークロックしたほか、メモリクロックも7,010MHzから7,046MHzへと引き上げている。これに伴い、TDPは165Wから200Wへ増大し、補助電源は6ピン×2から8ピン×2へ変更されている。
このほかの主な仕様は、メモリが256bit接続のGDDR5 4GB、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDL-DVI-I×1、HDMI 2.0×1、DisplayPort 1.2×3。本体サイズはW267.97×D137.16×H52.32mm。
なお、製品にはZOTAC独自のオーバークロックツール「FIRESTORM」が付属する。