インテージ、一橋大学経済研究所および新日本スーパーマーケット協会は29日、共同プロジェクトを組み開発した「SRI一橋大学消費者購買指数」の公表を開始した。
「SRI一橋大学消費者購買指数」は、日本全体の消費者の支出変動(売り上げの変化)とその要因を、購買価格指数(商品の価格の変化)、購買数量指数(購買数量の変化)、商品入替効果指数の3つから明らかにするもの。
地域の需要の代表性を確保するようにサンプリングされた全国約4,000店舗(スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど)の商品取引データ(POSデータ)に基づいた高精度な統計となっている。
対象商品は約300カテゴリー、約100万点。また、個別商品のPOSデータを利用しているため、売上だけでなく販売価格および数量の変動、新旧商品の入れ替えの影響も含まれていることが特徴という。
指標は総合指数、地域別、業種別の3種類。公式版から全国を10ブロックに分けた地域別の総合指数をみることが可能になった。今後は、毎週月曜日に一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構のホームページにて、前々週分の指数を公表する。データは無償でダウンロードできる。