SB-R1

パナソニックは9月29日、Technics(テクニクス)ブランドのハイエンドスピーカーシステム「SB-R1」を発表した。発売は2015年2月で、希望小売価格は税別1,340,000円(1本)。受注生産方式をとる。

同社は9月4日にTechnicsブランドの復活を表明しており、SB-R1はその第一弾となる製品のひとつ。Technicsの音響技術を結集したハイエンドオーディオシステム「リファレンスシステム R1シリーズ」に属するスピーカーだ。

SB-R1のユニット構成は、同軸平板2ウェイユニット(ミッドレンジ、ツイーター)と仮想同軸配置ウーハーによる3ウェイバスレフ型。点音源・リニアフェーズ思想をベースとしており、音像定位に優れた広がりのある音場を再現する。

160mm口径のミッドレンジの振動板には、軽量高剛性のカーボンクロススキン材とアルミハニカムコア材によるサンドイッチ構造を採用。コーン型振動板で起こる前室効果による周波数特性の乱れを排除した。

25mm口径のドーム型ツイーターには、高剛性かつ軽量のカーボングラファイト振動板を採用。100kHzまでの超高域再生と、広い指向特性を実現した。20Hzからの低音域を担うのは160mm口径のロングストロークウーハー。ダブルマグネットと銅リングを配した低歪磁気回路により、重厚かつ応答性に優れた低音を鳴らす。

不要な共振音や回折反射、定在波を排除する高剛性ラウンドフォルムキャビネットは、職人技で磨き上げられたピアノブラックの光沢仕上げ。サイズはW408×D522×H1260mm、重量は約76kg(1本)となっている。再生周波数特性は20Hz~100kHz(-16dB)、28Hz~90kHz(-10dB)。インピーダンスは4Ω。

同社はリファレンスシステム R1シリーズに属する製品として、ステレオパワーアンプ「SE-R1」、ネットワークオーディオコントロールプレーヤー「SU-R1」も同時に発表した。

同軸平板2ウェイユニットの構成図

100kHzドーム型ツイーターと低歪ロングストロークウーハー