9月19日に発売された米Appleの「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」。同社によればグローバルにおける販売台数は、発売開始から3日間で1,000万台を超えたという。日本でも同日より販売が開始され、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの主要3キャリアがシェアを競い合っている。
そんな大人気の新型iPhoneだが、機種代金と毎月の利用料を含めた毎月の支払額を理由に購入をためらっている人も多いことだろう。特に学生にとって"スマートフォン時代の電話代金"が高額であることは間違いないだろう。
だが25歳以下のNTTドコモユーザーであれば、同社が提供する2つの若者向け割引サービスを利用することで、月額3,000円台で新型iPhoneを運用できるのをご存知だろうか? そこで本稿では「25歳以下の若者がドコモ版のiPhone 6を安価に手に入れる方法」を紹介していこう。
2つのサービスを併用するのがポイント
NTTドコモでは「U25応援割」というサービスを提供している。これは25歳以下のユーザーを対象にしたもので、2年契約を条件に、月々の利用料金から500円(税抜)が割り引かれる。現在ドコモと契約している利用者は、機種変更時に新料金プランへの移行が必須となるが、その際にこのU25応援割が適用できるというわけだ。
・ポイント1
新料金プランへ移行する際に、カケホーダイプランから500円割引される「U25応援割」が適用できる
さらに他社からNTTドコモへMNPする、あるいはNTTドコモと新規契約する場合なら、U25応援割に加えて月々サポート額が400円(税抜)上乗せされる「U25 iPhone割」も併用できる。
・ポイント2
iPhone 6/6 Plusを新規/ MNPで契約すると、月々サポート額が400円上乗せされる「U25 iPhone割」が適用できる
この2つの割引サービスにより、毎月900円(税抜)の割引となる。2年間の総額にして900円×24カ月=2万1,600円の割引である。そこで実際に、よくある一般家庭の利用環境を想定して、毎月の料金がいくらになるのかシミュレーションしてみた。前提条件として、家族が「シェアパック」を契約していると仮定している。
機種変更の場合
カケホーダイ(2700円)+spモード(300円)+シェアオプション(500円)-U25応援割(-500円)=3,000円/ 月
新規/MNPの場合
カケホーダイ(2700円)+spモード(300円)+シェアオプション(500円)-「U25応援割」(-500円)-「U25 iPhone割」(-400円)=2,600円/ 月
実際には、この料金にiPhone 6の端末代金が上乗せされる。詳細はマイナビニュースの別稿に譲るが、例えば新規/ MNPで「iPhone 6 16GB」を契約した場合は、実質負担金0円で利用できる。機種変更の場合は、別途「下取りプログラム」の割引サービスを利用することも可能だ。
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昨秋、ドコモ版iPhone 5s/iPhone 5cが発売された際は、利用料金が一人あたり8,000円前後になってしまうなど、月々の費用負担が大きいことが指摘されていた。しかしiPhone 6では2つの若者向けサービスと、家族でデータ容量をシェアできる新料金プランの特長を活かすことで、若年齢のユーザーでもリーズナブルに最新のiPhone 6が楽しめるようになっている。
ちなみに他社でも同様のサービスを提供しているが、ドコモほどは浸透していないというのが筆者の所感。サービスの対象となる利用者が少ないのがその原因だろう。NTTドコモでは新料金プランが900万件を突破しており、家族がドコモユーザーである若者が多い。このあたり、最大手キャリアならではの強みが発揮されていると言えそうだ。
(執筆:大石はるか)