パナソニックは9月26日、ステレオヘッドホン「RP-HD10」を発表した。発売は10月17日。価格はオープンで、推定市場価格は24,000円前後(税別)。
RP-HD10は、ハイレゾ音源に対応した密閉型オーバーヘッドタイプのヘッドホン。50mm径のHDドライバーが搭載され、振動板の素材には超多層フィルム(MLF)を採用。MLF振動板は、数百層にも積層された超多層フィルムで、薄さと軽さを兼ね備えることで、高い応答性と広い帯域を実現している。ドライバーフレームには振動減衰性に優れた新材料PN041(PLA)を採用。ドライバーからの振動や共振を抑えたことで、高解像度再生を実現している。
装着性を高めるための構造も採用。ひとつは、世界初となる「HS(Horizontal Slide)アジャスト」機構で、もうひとつはエルゴノミック3Dイヤーパッド。HSアジャスト機構は、ハウジングを最適な位置に固定した状態で、ヘッドバンドを前後にスライドさせることができるようにするものだ。頭の形状にフィットする位置にヘッドバンドを持ってくることができる。一方のエルゴノミック3Dイヤーパッドは、人間工学に基づいて設計された低反発クッションのイヤーパッド。耳全体をしっかりと覆い、高い遮音性と密閉度を実現する。
再生周波数帯域は4Hz~50kHzで、インピーダンスは18Ω。音圧感度は92dB/mWで、最大入力は1,500mW。ケーブルは着脱式で、インドア用として3m、アウトドア(持ち運び)用として1.2mのケーブルが付属する。ケーブルを除いた質量は約320g。