フォルクスワーゲン グループ ジャパンは30日、「ザ・ビートル」の特別限定車「ザ・ビートル・スペシャル・バグ」を発売する。1980年代のファッション性や遊び心を現代風にアレンジした復刻限定モデルの第2弾となる。

フォルクスワーゲン「ザ・ビートル・スペシャル・バグ」

同限定車は昨年の「第43回 東京モーターショー2013」で一般公開した「ザ・ビートル・レーサー」と同じく、往年の限定車の復刻モデル。いまから32年前の1982年に発売された「フォルクスワーゲン タイプ 1 1200」の限定車「スペシャル・バグ」へのオマージュとして企画され、おもに欧州で販売されていた。

ファッション性を重視して企画された当時の「スペシャル・バグ」は、ブラック / ゴールド、ブラック / レッドのカラーコンビネーションを採用していたが、今回の「ザ・ビートル・スペシャル・バグ」では、外装色に人気のピュアホワイトとディープブラックパールエフェクト、さらに同限定車専用色のプラチナムグレーメタリックの3色を用意している。

ボディの装飾は往時にならい、クロームのホイールキャップ付き17インチアルミホイールを採用するとともに、室内はベージュとブラウンのツートーンでコーディネートした専用シートを採用するなど、全体的にクラシカルな雰囲気に仕上がっている。ボディ両サイドの下側には、ブラウン / グレー、あるいはブラウン / ブラックのツートーンストライプのデカールをあしらい、リヤホイールアーチの前方部分には「Special」のロゴ、リアゲートの中央には「Bug」のエンブレムを装着した。

同限定車は合計800台の限定販売で、価格は286万円(税込)。10月4・5日には全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーでデビューフェアが開催される。