フィアット クライスラー ジャパンは10月4日、「パンダ」の四輪駆動モデルである「パンダ 4x4」を全国のフィアット正規ディーラーで販売開始する。国内の輸入車四駆モデルとしては最廉価なモデルとなる。
同モデルは、初代および2代目の「パンダ」で人気を博した四輪駆動モデルを、3代目となる現行の「パンダ」として初めて国内に導入したもの。現在、国内で展開されている外国メーカーの四輪駆動車として、最も安価な価格となっているという。ちなみに同モデルの次に廉価なモデルは、同じフィアット クライスラー ジャパンが扱う「ジープ コンパス リミテッド」となっている。
オンロードではコンパクトカーならではの機動性を発揮しながら、オフロードでも高い走破性を発揮するのが同モデルの特徴。電子式ディファレンシャルロック(ELD)が装備されたことによって、四輪をロックした走行が可能で、本格的なオフロードモデルに匹敵する走りが可能となった。
エンジンは高水準な環境性能、とくに燃料消費率が好評を博している2気筒エンジン「ツインエア」。6速マニュアルトランスミッションの組み合わせで、街でも山道でも意のままに操ることができる。フィアットブランドの車両として初めて、衝突被害軽減ブレーキ「シティブレーキコントロール」が搭載されたことも特徴。時速30km未満での走行中、レーザーセンサーが前走車を探知し追突する可能性があると判断した場合、自動でブレーキを作動させる。
「パンダ 4x4」の価格は251万6,400円(税込)。全国限定340台の販売となる。