草食系男子という言葉がこの世に浸透して早数年。「草食系男子が増えたから、日本は晩婚化が進んでる!」なんていう人も世の中にはいますが、草食系と呼ばれる当の本人たちは、結婚についてどう思っているのでしょうか? ということで今回、アラサー男子たちの覆面座談会に潜入! 結婚やプロポーズに対する本音を赤裸々に語ってもらいました。

今回座談会に参加していただいたのは、某会社で営業として働くアラサー男子4名。

今回集まった「まじめ系アラサー男子」を自称する4名のみなさん

左から

Mさん(25歳・彼女なし)…「ドラマ『プライド』でキムタクがしていたプロポーズが憧れ」という夢見る男子。

Yさん(29歳・彼女あり・交際期間1年11ヶ月)…唯一の彼女持ちだけど、「今までの人生失敗ばかり…」と若干ネガティブ。

Sさん(29歳・彼女なし)…結婚は「良い人がいればしたいですけど…」という典型的なザ・草食系。

Iさん(25歳・彼女なし)…「ワガママな女の子に振り回されたい」願望がある。

4名中彼女持ちはなんと1人だけ! やっぱり男性の草食化が進んでいるんでしょうか……。「このメンバーで大丈夫か!?」と不安を覚えつつ、座談会スタートです。

そもそもみんな、結婚願望はあるの?

—-Yさんは今お付き合いしている彼女との結婚は考えていますか?

Yさん「結婚した後のイメージがゼロなんですよね」

Y「結婚したいと思っています。話も出るんですが、相手に濁されちゃっていて……」

——濁される理由っていうのは?

Y「彼女が恋愛体質ではなく、結婚願望もない子なんですよね。だから濁されているんだと……」

—-そもそも、みなさん結婚願望はあるんですか?

全員「あります!」

お! みなさん草食系とは言われつつも、「結婚したい」とは思っているんですね。「結婚とかめんどくさい……」とか言われたらどうしようかと思いました。

——Yさん以外は残念ながら現在彼女がいないそうですが、今まで付き合った彼女と結婚したいなと思ったことは?

M「ありますね。個人的にはしたいなとは思っていたんですが、彼女に言う勇気もなく別れてしまいました……」

S「『結婚したい』というよりは『この人と結婚するかもな』と感じたことはあります。ちらちら話は出たんですけど、『そうだね~』っていう感じで終わっちゃいました」

Iさん「男にとって結婚はスタートなんですよ」

I「大学時代から付き合っていた年上の彼女と結婚しようと思っていました。ただ、その時に僕がまだ社会人になったばかりだったので、『2年待って』と話していたんですよね。彼女も『わかった』って了承してくれていたんです。

それで、クリスマスにディナークルーズに行ったんですけど、そのあと彼女の様子がどうもおかしくなったんですよ。聞いてみると、彼女は『ディナークルーズのときに絶対プロポーズされると思ったのに、されなかったってことはこれから先どんどん先延ばしにされる』って思ったらしいんです……僕としては『2年待ってって言ったじゃん!』って主張したんですけどね……。完全にタイミングを逃しましたね」

—-女性と男性では、結婚したいタイミングが違うことがありますからね。

Y「ディナークルーズのときにプロポーズのプランは全く考えていなかったの?」

I「彼女とずっと付き合い続けるんだろうなっていう安心感が自分の中にあったんですよね。『2年間待って』っていう話をしていたので」

——2年は安泰だろうって油断していたわけですね。でも、彼女の方はそうでもなかった、と。

I「その通りです……。本当に、タイミングは逃しちゃいけませんね」

たしかに、長く付き合った恋人と「クリスマスにディナークルーズ」なんてムード満点なデートをしたら「これはもしかして……?」と女性としては期待しちゃいますね。Iさん、その時にプロポーズしておけばこの座談会にも参加しなくて済んだかもしれないのに…。「『2年待って』と約束しているから大丈夫!」なんて、甘いですよ!