スズキは25日、東京ビックサイトで10月1日~3日の期間に開催される『第41回 国際福祉機器展 H.C.R. 2014』に、都市型電動車いす「UTコンセプト」を参考出品するとともに、福祉車両「ウィズシリーズ」、モーターチェア、セニアカーなどの福祉機器を出品すると発表した。
UTコンセプトは、「都市生活での移動に便利な電動車いす」をコンセプトとした参考出品車。障害物や段差を回避する先進予防安全技術を盛り込み、都市部での歩道環境に適したコンパクト性と小回り性を実現した。また、車両の前方足元の構造物をなくすことで前面を開放し、視認性の向上も図られている。
操縦は、操舵レバー行う方式を採用。右手元にスマートフォンタイプのパネルを設置して、後方をカメラで確認できるようにするなど、周囲の環境に合わせて安心して使えるように配慮されている。また、バッテリーは利便性を向上させるために着脱式を採用した。
そのほか、福祉車両「ウィズシリーズ」から「スペーシア 車いす移動車(参考出品車)」「エブリイ 車いす移動車(補助シート付)」「ワゴンR 昇降シート車」、モーターチェア「MC3000S」「MC3000R」、セニアカー「ET4D」、タウンカートが出品される。