ソニーモバイルコミュニケーションズは24日、Android Wear搭載の腕時計型スマートウォッチ「SmartWatch 3」(SWR50)、そして曲面型電子ペーパーディスプレイを搭載したリストバンド型ウェアラブル機器「SmartBand Talk」(SWR30)の国内発売を発表した。

ともに9月にドイツで開催された家電展示会「IFA 2014」で発表されていた製品で、今回国内での価格と発売時期が明らかになった。発売日はいずれも11月下旬より順次。価格はオープンで、店頭予想価格はSWR50が税別25,000円前後、SWR30が税別18,000前後。

販路は直販サイト「Xperia Store」やソニーマーケティング運営の「ソニーストア」、家電量販店のほか、KDDIや沖縄セルラーでも取り扱う。

SmartBand Talk(左)とSmartWatch 3(右)

「SmartWatch 3」(SWR50)

SmartWatch 3

最新版のAndroid WearをOSとして搭載する、四角型のスマートウォッチ。ユーザーの行動履歴から、天候や交通状況を加味した情報や予定のリマインダなどを提供する。音声コマンド「ボイスコントロール」を備え、Web検索やメール返信などを音声で行える。また、加速度やジャイロ、GPSなどの搭載で、移動範囲やジョギングコースなどを本体アプリに記録可能。防水・防塵機能はIP68に準拠。

コア部分の本体サイズはW51×D36×H10mm、重量は約38g。リストバンドはカラーにより重量が異なり、ブラックでは約38g、ライムでは約37.5g。ストレージ・メモリは4GB eMMC、512KB RAM。センサーは加速度/ジャイロ/磁気/GPS/光/バイブレーターなどを内蔵。充電用端子としてmicroUSBポートを搭載する。

「SmartBand Talk」(SWR30)

SmartBand Talk。ブラックは11月下旬から発売するが、ホワイトは2015年1月以降の発売予定

曲面型電子ペーパーを採用し、高い視認性を実現したリストバンド型のウェアラブル端末。行動履歴のログのほか、Bluetooth経由でペアリングしたスマートフォンのカレンダーやメッセージなど同期し、予定や着信を通知する。ハンズフリー通話や上述の「ボイスコントロール」にも対応する。

コア部分のサイズはW47.5×D22.3×H9.5mm、重量は約12g。リストバンド部の重量はLサイズが約26g、Sサイズが約24g。防水・防塵機能は「SmartWatch 3」と同じIP68に準拠。バンド部は付け替え可能で、ライム&ピンク、レッド&ブルーの2色をアクセサリとして展開する。

2016年2月29日 追記
初出時、記載しておりました気圧計センサーを活用した機能について、ソニーモバイルは2016年2月29日、技術的な課題により非対応とする旨を明らかにしました。