ソニーは9月25日、100kHzまでの高域再生に対応したハイレゾ向けヘッドホン「MDR-1A」と、それにUSB DACを内蔵した「MDR-1ADAC」を発表した。ともに発売は10月24日で、価格はオープン。推定市場価格はMDR-1Aが28,000円前後、MDR-1ADACが37,000円前後(ともに税別)。
MDR-1ADAC
MDR-1ADACはデジタルアンプ「S-Master HX」を内蔵し、192kHz/24bitのハイレゾ音源再生に対応したヘッドホン。DSDはPCMに変換して再生する。Micro USB端子を2基備えており、うち1基を充電に使用する。ケーブルは、ウォークマン用、Xperia用、Micro USB端子用、Lightning端子用、ステレオミニプラグ用の5種類が付属。ウォークマンやXperia、パソコンのほか、iPhoneやiPadともダイレクトに接続できる。
MDR-1Aと同じく、100kHzまでの高域再生に対応した40mm径ドライバーユニットを搭載している。感度は102dB/mWで、周波数特性は4Hz~40,000Hz(デジタル入力時)、4Hz~100,000Hz(アナログ入力時)、インピーダンスは24Ω(1kHzにて)、最大入力は1,500mW(IEC)。ケーブル長は1.2m、重量は300g。バッテリ駆動時間はUSB DACをオンにした状態で7.5時間。
MDR-1A
MDR-1Aは、ロングセラーとなった「MDR-1R」の後継となる製品だ。新開発の40mm径ドライバーユニットは100kHzまでの高域再生に対応。さらにアルミニウムコートLCP振動板や銀コートOFC線、左右のグラウンドを分けた4芯構造ケーブルなどを採用し、ハイレゾ音源特有の空気感を表現する。
また、ソニーミュージックエンターテイメントと共同開発した「ビートレスポンスコントロール」技術を搭載。音楽のリズム表現、とくにベースの立ち上がり下がりにおいて、より正確なレスポンスを提供する。
感度は105dB/mWで、周波数特性は3Hz~4Hz~100,000Hz、インピーダンスは24Ω(1kHzにて)、最大入力は1,500mW(IEC)。ケーブル長は1.2m、入力プラグは金メッキL形ステレオミニプラグ、重量は225g。