マッチ・ドットコム ジャパンは9月25日、女性心理の理解に関する調査「第40回Match.com愛の調べ~独身男性と女心編~」の結果を発表した。調査は9月12日~16日、25~44歳の独身男性265人を対象に実施された。

女性の気持ち、理解できる?

「あなたは、女性の気持ちを理解できるほうだと思いますか?」という問いに対して、「はい」は15.8%、「いいえ」は43.4%、「わからない」は40.8%。多くの男性が女性の気持ちは理解しにくいと感じているようだ。

「あなたは、女性の気持ちを理解できるほうだと思いますか?」「女性特有の行動で、最もイラっとするのはどれですか?」

「いいえ」の理由は「自分が思っていたことと正反対のことをする(28歳/SE)」「時期によって態度がころころ変わる(27歳/治験受託営業)」「怒っているけど何が不満なのかよくわからない(29歳/教育・事務)」などがあった。

一方、女性の気持ちを理解できるという人からは「ずっと女性の多い職場で働いてきたから(31歳/美容師)」「交際中の彼女を一度も怒らせたことがないから(25歳/化学・研究)」「自分自身が女性っぽい考え方だから(33歳/運輸)」などの声が挙がった。

女性の行動、イラッとするのは?

「女性特有の行動で、最もイラっとするのはどれですか?」という質問への回答は、1位が「考え方が二転三転する」で26.5%。理由は「嘘をつかれたと感じる(31歳/航海士)」「自分勝手で相手のことを考えていない(37歳/駐車場管理)」「言っていることに一貫性がないと話が通じない(41歳/商社・事務)」など。

続く2位は「急に泣きはじめる」で18.5%。理由は「弱さをアピールして許してもらおうとしているから(35歳/労務)」「泣かれた方の立場を考えていない(44歳/素材メーカー・開発)」「仕事の指導中にそれをやられると何も言えなくなる(38歳/システムエンジニア)」など。

そして3位は「話の前置きが長い」で12.8%。理由は「話の構成ができていないし、長いわりにオチがない(31歳/美容師)」「何を言いたいのか結論を先に言ってほしい(33歳/装置設計)」「聞いているうちに話の内容を理解できなくなるから(37歳/ソフトウェアエンジニア)」など。

選択肢以外では「『わからない』」と言って思考を止めること」「人の悪口やゴシップで盛り上がること」「背景や経緯に対して関心を持たないこと」「表面上は仲良くしながら陰口を叩くこと」などがイラっとする行動として挙げられた。

恋人に言われたら面倒だと思うことは?

「恋人に言われたら、一番面倒だと思うのはどれですか?」と聞くと、1位は「○○と私どっちが大切?」で30.8%、3人に1人が面倒だと回答した。「比較している対象が別次元のものだから(29歳/教育・事務)」「仕事が忙しいことを理解してくれないから(41歳/中学校教員)」「どっちも大切だから返答が難しい(34歳/メーカー・開発)」など、最も答えにくい質問のひとつとして受け止めているよう。

「恋人に言われたら、一番面倒だと思うのはどれですか?」「恋人との関係において、基本的にどちらを望みますか?」

続く2位は「なんでもいいよ」で18.7%。「外食したいなら目的を決めてほしい(27歳/治験受託・営業)」「なんでもいいと言いながら後で文句を言われるから(27歳/道路設計)」「返事が適当で真剣に考えていないから(29歳/映像制作)」が主な理由で、おおむね女性のなんでもいいはなんでもよくない、ということを理解した上で面倒に感じているようだ。

そして3位は「私のどこが好き?」の10.1%。「どう答えれば彼女が喜ぶのか悩んでしまうから(29歳/介護士)」「全体的に好きな場合に『どこ?』と聞かれても困る(36歳/スポーツ施設)」「単純に答えるのが恥ずかしいから(44歳/情報システム)」などの理由が挙がった。

恋人との関係、主導したい?

「恋人との関係において、基本的にどちらを望みますか?」と聞いた所、男性主導で「自分に合わせてもらう」という人は40.8%と、やや少ない結果に。理由は「頼られる男でありたいから(34歳/製造・包装)」「人に合わせるのは疲れるから(39歳/農業)」「相手に合わせるとずうずうしくなってくるから(30歳/会計事務)」「自分がわがままな人間だから(41歳/娯楽・法務)」など。性格的にマイペースを保ちたい人と、男性としてリードする側でいたい人の2パターンがあるようだ。

一方、「相手に合わせる」と答えたのは59.2%で6割近く。「けんかしたくないから(33歳/和菓子・製造)」「女性がわがままな方がちょうどいいから(41歳/医師)」「懐の深さを見せないといけないから(42歳/小売・自営)」「相手に合わせるふりをしてうまく付き合う(43歳/鉄道・駅員)」といった意見が寄せられた。相手に合わせた方が気楽かつ円満な関係を維持できると考える人が多いようだ。

ちょっとビックリした女性の心変わり

「ちょっとビックリした"女性の心変わり"に関するエピソード」を聞くと、以下のような回答があった。

・「夜中に『アイスが食べたい』と言うので買って帰ってきたら寝ていた(41歳/医師)」
・「自宅近くまで来ていながら『会う気がなくなった』とのメールが届いた(27歳/開発)」
・「復縁して1カ月もたたないうちに『元彼が気になる』と言い出した(28歳/フリーランス)」
・「一緒に旅行の計画を経て、予約まで済ませたのに出発2日前に『行かないよ』とメールしてきた(29歳/教育・事務)」
・「誕生日は気を使わなくていいと言っていたのに『プレゼントが安い』と怒られた(30歳/塾講師)」
・「けんかして絶縁された2日後に『遊ぼう』と連絡が来た(31歳/営業販売)」
・「『いちごアイスを食べたい』と言われ買ってあげたのにそれには手をつけず、自分のバニラアイスを全部食べられた(34歳/メーカー・経理)」
・「『なにがあってもあなたに付いて行く』と言っていたのにあっさりフラれた(44歳/情報システム)」
・「別れた3日後に別の男と付き合いはじめた(25歳/営業)」
・「泣いていると思ったら急に笑い出す(38歳/システムエンジニア)」
・「笑っていると思ったら急に怒り出す(40歳/学校職員)」
・「楽しく過ごしていた翌日に『もう終わりにしましょう』と言われた(42歳/金融)」
・「低気圧が近づくと急に機嫌が悪くなる(34歳/人材サービス・企画営業)」

調査では、「お互いに違うところを認め、話し合って誤解を減らしていくのがいい関係を築くコツかもしれません。またパートナーには完璧を求めず、性差を意識して多少は目をつぶるという寛容さも欠かせません」とまとめている。