フランスのプジョーは、10月に開催されるパリ・モーターショーへの出展概要を発表した。4,000平方メートルの広いブースに40台を展示し、8レンジに統合したプロダクトを発表する。「308GT」「508」といった新型モデルのほか、2台のコンセプトモデルも出展される。
「308 GT」 は205PSを発生する「1.6リットル THP S&S BVM6 ガソリンエンジン」、または 180PSを発生する「2.0リットル BlueHDi」が搭載される。スポーティなスタイリングも大きな特徴で、フロントエンドは、プジョーライオンのロゴをグリルに組み合わせ、両側に3本の爪を水平に配した。62個のLEDユニットによるヘッドライトも採用する。
「508」はプジョーライオンを新しいフロントグリルの中央に配し、さらにボンネットの切返しも一新した。このエクステリアのアイデンティティは、今後発表するモデルにも取り入れられる。バンパーと一体化したLEDライトは標準装備で、上級バージョンでは最新式のフルLEDテクノロジーがフロントエンドに採用される。
コンセプトモデルの「QUARTZ」は次世代SUVとしてのメッセージが込められたデザインが特徴。センターピラーを取り除いた観音開きのドアが目を引く。また、強さと軽さを感じさせる火山岩の一種である玄武岩がセンターコンソールの演出に重要な素材として採用されている。パワートレインはガソリンエンジンとふたつのモーターを組み合わせた500PSのハイブリッドプラグインユニットとなる。
「EXALT」は4月の北京モーターショーで発表したバージョンから外観を新しくした。内装をビジネス新聞の再生紙で作られた「ニュースペーパーウッド」で仕上げるなど、実験的な試みがなされている。