上戸彩主演のフジテレビ系ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』(毎週木曜22:00~)で、メインテーマ曲「Never Again」を歌うジャズシンガー・青木カレンが、楽曲への思いを明かした。

ドラマ『昼顔』で、メインテーマ曲「Never Again」を歌う青木カレン

25日に15分拡大版で最終回を迎える同作。平日昼間に不倫をする主婦たちの生々しい描写が話題を呼び、後半にかけて視聴率が上昇。先週の10話は、それまでで最高の16.7%を記録した。日に日にドラマへの注目度が増す中、一青窈の主題歌「他人の関係 feat. SOIL&"PIMP"SESSIONS」だけでなく、メインテーマ曲「Never Again」にも「ドラマにぴったり」「歌っているのは誰?」「挿入歌すきすぎる」「耳に残る」「ドロドロ感を引き立てる」とTwitterを中心に数多くの感想の声が上がっている。

同作の音楽を手がけたのは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』をはじめ、数多くのドラマ・映画を手がけてきた菅野祐悟氏。そのメインテーマ「Never Again」で、歌唱と作詞を担当したのがジャズシンガー・青木カレンだ。ジャズクラブでのライブを中心に活動。ラジオのナビゲーターなども務めているほか、映画『アンダルシア 女神の報復』(2011年)や『真夏の方程式』(2013年)、フジテレビ系ドラマ『結婚しない』(2012年)などの挿入歌、NHKドラマ『太陽の罠』では主題歌を担当した。

菅野氏とのタッグは『アンダルシア』、『真夏の方程式』に続いて3作目。青木は「今作でも素敵なシーンで使って頂き、とても光栄です」と喜び、「ファンの方々からも、そして、私の声をこの歌で初めて聞いた、という方からも、『サントラ毎日聴いてます』等のお声をメールなどで頂戴し、本当に嬉しく思っています」と語るなど、周囲の評判も上々のようだ。

また、同曲については「ストーリー、そして主人公のキャラクターをイメージして、どんなシーンで流れるのかに思いを馳せながら、菅野さんのディレクションに添って作詞、歌入れさせて頂きました」と説明。「英語の歌詞は、『人を想う気持ちはどんな時もまっすぐ』というテーマで書きました。ただ、行き先の無い難破船に乗っているようなそんな刹那さも表現したいという思いも込めました」と英語詞に至るまでこだわり抜いた楽曲に仕上げた。

「ジャズスタンダードも、ドラマのテーマ曲でも"主人公の思いを代弁する"という意味では全く同じ」と語る青木が、歌手としてのゴールと捉えているのは「女性の気持ちを代弁するような歌が歌えたら」。春以降にはライブ開催、年末にはアルバム『Eternal Melody』のリリースを予定しており、「『Never Again』で興味を持って下さった女性の皆様にも、是非、アルバムをお聴き頂いたり、ライブにお越し頂けたら本当に嬉しいです」と期待を寄せている。