三菱地所レジデンスは24日、タイの首都バンコクにおいて、現地デベロッパーのAP社と共同で、総戸数1,219戸の分譲マンション「aspire Sathorn-Thapra」の販売を27日より開始すると発表した。

同事業は、バンコクにおける第4号プロジェクトとなる。バンコク都トンブリー区タープラの、スカイトレイン(BTS)と大型商業施設がそれぞれ近くにあり、商業の中心地であるサイアム駅までBTSで20分程という都心のベッドタウンとしての特徴を持つエリアに、コンパクトタイプ中心の大規模集合住宅を計画。実需層を主な顧客ターゲットとして分譲する。

間取りはSTUDIO~2BR、専有面積は23.50~46.00平方メートル。1戸当たり価格は198万バーツ(約623万円)~の予定で、売上高は約34億バーツ(約109億円)を見込んでいる。着工は2015年1月、竣工は2016年12月を計画している。

「aspire Sathorn-Thapra」完成予想図

三菱地所レジデンスによると、バンコクでは、安定した経済成長、首都への人口の流入、核家族化の進行、公共交通機関の拡張などにより、分譲マンションへのニーズが高まっており、市場として魅力的だという。

共同事業を行うAP社は、タイ大手の財閥系住宅デベロッパーで、住宅の仲介業務や管理業務を担う関連会社などの企業グループを形成している。三菱地所グループは、東南アジアでの事業ノウハウの更なる蓄積を行うべく、AP社と長期的なパートナーシップを構築し、継続的に共同事業を実施する予定としている。