三菱自動車は、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催される『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)に、世界初披露となるコンセプトモデル「アウトランダーPHEV Concept-S」や、「アウトランダーPHEV」の2014年アジアクロスカントリーラリー参戦車及び欧州仕様の市販車、「i-MiEV(アイ・ミーブ)」などの電動車両(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)を中心に、合計11台を出品すると発表した。
アウトランダーPHEV Concept-Sは、アウトランダーPHEVのスペシャルパッケージとして提案するコンセプトモデル。デザインテーマを「Sporty(スポーティ)&Sophisticated(洗練)」とし、ツインモーター4WDとプラグインハイブリッドEVシステムがもたらす力強くスポーティな走りと、静粛性に優れる先進的で上質な走りを備えた次世代SUVの、"走る歓び"を表現する内外装デザインとしている。
フロントフェイスは、左右から包み込むようなクロームモールで縁取ることで、同社のSUVらしい力強さと安心感を表現。中心から外に向かって切れ上がっていくヘッドランプは、PHEVの先進性とダイナミックさを表している。リヤにおいても、左右からプロテクトするイメージを強調するクロームモールと、外に向かって左右に広がるスリット状のリヤコンビランプで、動きのあるデザインとした。
インテリアは、「ブラック&バーガンディ(ワインレッド)」を基調とする上質な空間を演出。木目にシルバーのアクセントをあしらった本杢加工、職人の手による丁寧な縫製で仕立てた本革シート、"漆箱"をモチーフとした日本の工芸品のようなフロアコンソールなどにより、プレミアムなインテリアとした。また、立体感のあるシートパッドが優れたフィット感を、乗員の身体に沿わせる形で施した柔らかなトリミングラインが高いホールド性を実現している。