ソニーは9月24日、ICレコーダー「ICD-TX650」を発表した。発売は10月18日。価格はオープンで、推定市場価格は16,000円前後(税別)。

「ICD-TX650」

ICD-TX650は、「ICD-TX50」の後継機種。W20×D7.4×H102mmのスティック型デザインを採用しており、スーツの胸ポケットや手帳などに挟めるクリップも装備している。

「ICD-TX50」(右)に比べて大幅に小型化されている

コンパクトなボディだが、高性能なデジタルマイクを搭載しており、立体感のある録音が可能だ。音が発せられている位置を明確にする「ステレオ強調」モードも備えている。目的にあった録音設定を手軽に選択できる「シーンセレクト」機能では、胸ポケットに入れて録音する際に、布の擦(こす)れる音を抑える「胸ポケット」モードが新たに追加された。

内蔵メモリは16GBと従来機ICD-TX50の4GBから増やされているが、microSDカードスロットは廃止された。録音フォーマットは、44.1kHz/16bitのリニアPCM、および192kbps、128kbps、48kbpsのMP3に対応している。

電源オフの状態からでも、録音ボタンを一度押すだけで録音を開始できる「ワンプッシュ録音」機能を搭載。また最長60分後までの時間を指定して、そこから録音を開始する録音開始タイマーも装備している。

電源は内蔵のリチウムイオン充電池。フル充電の場合には約15時間の連続録音が可能だが(MP3:48kbps)、約3分間の充電で約1時間の録音が可能な急速充電モードも備えている。