ダスキンはこのほど、「第10回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査」の結果を発表した。同調査は全国の20歳以上の男女を対象として1月31日~2月3日に実施。4,160人(うち既婚者2,511人)の回答を得た。
既婚者の大掃除実態、結婚を機に衛生意識が変化
2013年末の大掃除の実態を見ると、全ての年代で未婚者よりも既婚者の方が、大掃除実施率が高いことが分かった。また、既婚者が大掃除をした理由は、「普段の掃除で行き届かないところをキレイにしたい」が最も高く、未婚者を6ポイント上回った。
夫は家族のために掃除を頑張るも、まだまだ妻には敵わず
既婚者を対象に、「掃除を担当した場所と担当した理由」を聞いたところ、夫が担当した割合の高い場所は「窓・網戸」「浴室」で、ともに理由は「家族がしない・できない」からだった。
一方、妻は「自分が一番よく使う」という理由から「キッチン」、次いで「家族ができない・しない」という理由から「トイレ」を担当する割合が高くなった。この2カ所は、夫が担当した割合との差が大きい場所であり、中でも「キッチン」は、夫が担当した割合の最も低い場所で、妻との差は56ポイントもあった。
また、夫が掃除を担当する場所は平均3カ所である一方、妻は平均5カ所と差があった。夫は「家族ができない」場所の掃除に奮闘していても、担当する割合や担当箇所の数では、まだまだ妻には敵わないことがうかがえた。
大掃除の取り組みに対する「夫の自己評価」と「妻の満足度」に大差!
「自分の大掃除の取り組みに対して配偶者が満足していると思うか」を聞いたところ、夫の72.7%は「妻は満足したと思う」と回答しましたが、「夫の取り組みに満足した」妻は47.1%で、25ポイントもの開きがあった。中でも40代はその差が最も大きく、夫の満足度予想と妻の満足度の差は31ポイントにも上った。
また、「次回の大掃除に配偶者に参加してほしいか」の問いには、男女ともに80%以上が「参加してほしい」と答えたものの、一部の妻からは「参加してほしくない」という声も聞かれた。その理由は「自分だけでできるから」が最も高く、とくに40代の妻は女性全体の回答より12ポイントも高い結果となった。夫の大掃除は「文句が多い」「時間がかかる」「キレイにならない」などの声もあがった。
大掃除で配偶者の良い一面を発見、夫婦円満になるチャンス
大掃除で配偶者の意外な一面を発見した人の意見では、「思っていたより丁寧だった」「細部の汚れまでキレイにしてくれた」など、良い一面を見つけた人が7割に上り、とくに妻が夫の良い一面を見つけることが多かった。
しかし、中には「もう少し頑張ってくれると思っていた」「意外と雑だった」など、悪い一面を見てしまったという声もあり、夫の「積極性」「戦力アピール」が要求されることがうかがえた。