千葉県・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2014」のカプコンブースにて、2015年初頭に発売が予定されているサバイバルホラー最新作『バイオハザード リべレーションズ2』(PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360)の試遊コーナーが設置されている。今回はゲーム序盤部をプレイすることができたので、その模様をレポートする。
『バイオハザード リべレーションズ2』は、海外連続ドラマのような展開=シリアルドラマ形式を採用した人気サバイバルホラー最新作で、あのラクーン事件の数少ない生存者・クレアが主人公。彼女は所属するNGO団体「テラセイブ」本部が襲撃を受けて何者かに拘束されてしまい、彼女の友人・モイラと共に孤島の収容所から物語が始まる。カプコンブースのステージでは、前作にも収録されたキャンペーンから独立した「レイドモード」の存在や、毎週新たなエピソードを配信する「エピソディック配信」も明らかになった。
『リベレーションズ2』ブースは、バイオの世界観を再現したような作り。通路には今回のゲームプレイでも確認できた謎のうごめく物体が横たわっており、臨場感は抜群だった。そして、暗い不気味な部屋に通され、さっそくプレイ開始――と、その前にオプション画面を確認する。英語/日本語の字幕や画面の明るさ調節、通常時と武器を構えたときのノーマル入力とリバース入力切り換えが可能。そのほか、照準を白/青/緑/赤に変更できるなど細かな設定できる。難易度は「カジュアル」「ノーマル」が用意されていたが、ここは迷わずノーマルを選んだ。
ゲームはクレアが目覚めるところからスタート。まず、周囲を見回すと、突然目の前に女性の姿が現れて思わずのけぞってしまった。そう、ゲーム序盤はクレアの友人モイラが同行するようだ。彼女と共に薄暗い通路を抜けると、階段の上にカギのかかったドアが登場。このカギを見つけることが最初のミッションとなる。そして、カギを求めて行き着いた部屋で死体を発見。実はこの死体、例のカギのかかったドア近くにぶら下がり、カギを持っていたのだが取ろうとした途端、この部屋に落下したのだ。死体を調べてもカギは見当たらず、代わりにハンドガンを入手。このあたり「バイオ」ではおなじみの展開で「そろそろ敵の登場か!?」と思い始めた。
とはいえ、未だカギが見当たらず、周囲を見回していると「モイラに変更せよ」とのメッセージが。どうやら本作ではキャラを切り替えながら、ストーリーを進めていくようだ。Yボタン(Xbox Oneの場合)を押してモイラをチェンジしてみると、彼女は懐中電灯を所持していた。この懐中電灯があれば、クレアでは見つけられない仕掛けやアイテムを発見することができるようだ。ということで部屋の上の給水タンクらしき場所でカギを発見。再度クレアにチェンジしてハンドガンでカギを撃ち落し、最初のミッション完了……と同時に目の前の扉のロックが解除されたので、ドアに前に近づいてみると……最初のクリーチャー「アフリクテッド」が姿を現した。
アフリクテッドは、これまでのゾンビやガナードとは異なるクリーチャーのようだが、異形な姿をした、いかにも危険な存在。しかし、うまくヘッドショットを決め、すぐに倒すことができた。と、ドアの向こうに銃弾を発見したので回収すると、背後からアフクリテッドが2・3体ほど襲い掛かってくる。なんとか狭いドア越しに2体目を倒したが、弾丸が底を尽き、大ピンチに。敵をよけながらハシゴを登ろうとするも、さらなるアフリクテッドがジャンプ攻撃を繰り出し、引きずり下ろされてしまった。とにかくこのジャンプ攻撃がやっかい……。その後、コントのように同じことを繰り返してしまい、ついにアフリクテッドの餌食となりゲームオーバー。気を取り直してコンティニューすると今度は無事にハシゴを登り切り、脱出に成功するのだが……。
今度はなんとアフクリテッドがハシゴを登り、追いかけてきた。マジですか。その後、とにかく逃げまくったのだが、とにかくふいに現れるアフリクテッドに驚かされる。やはり、前作同様"原点回帰"のテーマは伊達ではなく、ドアを開ける、角を曲がるといった何気ない行動にも恐怖がつきまとう。その後、モイラと協力しつつ、なんとか日の当たる地上に出ることができた。ちなみに、モイラは懐中電灯で敵をひるませたり、途中で入手するバールで攻撃したりすることも可能。
と、地上に出たところで、海外ドラマ風のあらすじムービーが入り、ここで試遊は終了。わずか20分程度のプレイだったが、『リベレーションズ2』の暗闇を探索する深い恐怖と、クリーチャーの恐ろしさを十二分に体験することができた。また、体験できるチャンスがあれば、新たな情報をお伝えしていきたい。
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