ダウンタウンの松本人志がメインを務める関西ローカルの新番組『松本家の休日』(ABCテレビ 10月9日スタート 毎週木曜25:39~)の初収録が20日、大阪市内で行われた。
同番組は「松本家」の家族に扮した松本、雨上がり決死隊の宮迫博之、たむらけんじ、構成作家のさだが、1万円の資金を手に関西の街に飛び出し、"休日"を楽しむバラエティー。松本が関西ローカルの番組にレギュラー出演するのは、ダウンタウンとしては約21年ぶり、ピンとしては初となる。
初回収録では、「シュウマイがおいしい店があると聞いた。一度食べてみたい」という松本のリクエストで、大阪・日本橋にある店を目指した松本家一行。大阪城公園から大阪水上バスに乗船して難波に移動し、日本橋を街ブラしながら目当ての店へと向かった。日本橋では、大阪きっての電気街ならではの懐かしいゲーム機などがある店や、珍しいインスタントラーメン専門店などを満喫。地元の人々とふれあいながら大阪の街を楽しんだ。
収録後に行われた会見には、松本、宮迫、たむら、さだが"昭和の家族"に扮した番組中の衣装で登場した。ヒョウ柄のブラウスにスカートという大阪のオバチャンファッションで現れた“オカン”役の松本は「今日はもう、持ってるもんはすべて出せたんじゃないかと。僕のパターンはすべて出しました!」とぶち上げ、街ブラロケに手応え十分の様子。「そんなにがんばってはったんですか!」と驚くたむらを尻目に、宮迫が「お母ちゃんの出てた今までの番組の中で一番おもしろいわ。これ見たらお母ちゃんが全部わかるみたいな」と乗ってみせると、松本が「うん、俺の"歩み"が出てた」と返すなど、爆笑のやりとりで会見を盛り上げた。
また、ロケ中は行く先々で出会う人と積極的に話していたという松本は「大阪の人は特有のノリがありますね。圧がすごい(笑)。なんかおもしろいなと思いますね」と大阪人のパワフルなノリに改めて驚かされた様子。宮迫も、水上バスに乗船中、一行に気づいた熟女が「まっちゃ~ん!」と叫びながら川岸を伴走していたことを明かし、「オバチャンがあんなに腿上げて走ってる姿、初めて見た」と大笑い。だが、この熱烈すぎる歓迎ぶりは、松本がいることをたむらがいちいちアピールしていたからだそうで、松本からは「あっちは気づいてないのに、たむけんが言うんですよ!『松本さんやで!』って。そういうとこ、ホンマに治さなアカンで」とクレームも。これを受け、宮迫も「たむけんのそういうとこ、大嫌いやわ(笑)」と責め立てる"たむけんイジリ"が始まる一幕もあった。だが、たむらは「松本さんが大阪の人たちとふれ合ってるところか、全部出していきたいんで!」と果敢に応戦し、「実は尋常じゃないぐらい人見知り(笑)」と話す松本と街の人々を繋ぐパイプ役になることを誓っていた。
さらに会見では、松本の相方・浜田雅功が関西で街ブラロケを行っている番組「ごぶごぶ」(MBSテレビ)に対し、ライバル意識はあるか? との質問も。松本は「よくツイッターでね、『浜田さんの「ごぶごぶ」みたいなのやってください』ってコメントをもらうんですけど、その『ごぶごぶ』を僕は見たことがない! 何やねんそれ? ってイライラしてたんですよ!」と敵意をむき出しにしながらも、「いつかロケ中に出会って戦うとかね、そういうのもおもしろいですね」とまさかのコラボを提案。「でも結局、彼が大阪に来てるのって、コレで来てるんで」と小指を立ててみせるギリギリの冗談を飛ばし、たむらを「一級のジョークです!」、宮迫を「茶目っ気ですから!」と大慌てさせていた。