スマートフォンという名称が一般的になり、世の中に普及してから6~7年ほどになるだろうか。その間にスマートフォンは凄まじい進化を遂げ、それまでの様々なデバイスを一台で置き換えるまでになった。
しかし、である。何か忘れていやしないだろうか。
そう、スマートフォンが登場するまで、日本の覇権を握っていたフィーチャーフォン、いわゆるガラケーである。
別にガラケーは滅んだわけではなく、今でもスマートフォンと同程度のユーザーがいるし、新製品も発売され続けている。ただ単にメディアなどで話題にならなくなっただけなのだ。しかし、目に入らなくなるというのは恐ろしいもので、筆者もスマートフォンに替えてからは、すっかりガラケーの進化に疎くなってしまった。
とはいえ、ガラケーだって6年あれば着実に進化しているはず。そこで今回は、最新のガラケー「F-07F」と、筆者がスマートフォンに機種変更した2008年当時のガラケー「F706i」を比較し、スマートフォンの裏でガラケーがどれほどの進化を遂げたのかを見ていきたい。