JR北海道は20日から、札幌~蘭越間で「SLニセコ号」を運行する。紅葉シーズンに合わせて毎年運行しているもので、今年は11月3日までの土休日(計17日間)限定で運行される。

「SLニセコ号」

同列車は蒸気機関車C11形207号機とディーゼル機関車が旧型客車4両を牽引する編成。上りの運行時刻は札幌駅8時31分発・蘭越駅12時27分着。下りは蘭越駅12時32分発・札幌駅19時0分着。上下とも札幌~倶知安間は指定席区間、倶知安~蘭越間は自由席区間となる。指定席区間の乗車に必要な指定席券は820円(小児半額)。

車内イベントも各種実施。上りの仁木~小沢間では客室乗務員によるクイズ、下りの余市~小樽間では抽選制で子供による車掌業務の体験をそれぞれ行う。2号車カフェカーでは、「SLニセコ号」のサボやエンブレム(いずれもレプリカ)などの記念品をはじめ、沿線スイーツも販売する。

運行初日の20日は、小樽駅で出発式を開催。9時45分から主催者挨拶やテープカットを行い、小樽駅出発時刻の9時58分に出発合図にて「SLニセコ号」を見送る。その他、各停車駅でも歓迎イベントが企画されている。なお、JR北海道が季節運行する4つのSL列車のうち、「SLニセコ号」を含む3つを今年度で廃止するとの一部報道もあり、今回が「SLニセコ号」の最後の運転になる可能性もあるという。