スズキのインドネシア子会社であるスズキ・インドモービル・モーター(SIM)は、インドネシア・ジャカルタで18日から開催されている『第22回インドネシア国際モーターショー』(一般公開日は19日~28日)において、小型乗用車「ワゴンR」の新グレード「ワゴンR GS」(現地名 : Karimun WagonR GS)を発表し、参考出品車や市販車などの四輪車を出品した。

「ワゴンR GS」

ワゴンR GSは、2013年11月に発売した「ワゴンR」の新グレードで、インドネシア政府のLCGC(Low Cost Green Car)政策に適合するモデルとして、SIMで生産・販売する1,000ccの小型乗用車。日本の軽乗用車「ワゴンRスティングレー」をベースとしたスタイリッシュな外観デザインと、黒を基調とした質感の高い内装を採用し、初めて車を購入する若年層を中心としたニーズに応えていくとのこと。

その他には、参考出品車として「SX4 S-CROSS」「セレリオ」「ハスラー」、市販車では「ワゴンR」「エルティガ」「スイフト」「スイフトスポーツ」「スプラッシュ」「APV」を出品している。

スズキの鈴木俊宏副社長は18日に行われた記者発表で、2015年の年初からジャカルタ東方にあるGIIC工業団地の新しい四輪車組立工場が稼働する計画であり、これによってインドネシア全体の生産能力が25万台になることで、拡大するインドネシア市場の需要に対応するとともに、アセアン地域およびその他の地域への輸出を強化すると述べている。